ここのところ、LINE界隈では改悪が続いています。
今回は、Visa LINE Payクレジットカード(LINEクレカ)、Visa LINE Payプリペイドカード(LINEプリカ)の改悪について紹介しましょう。
税金をクレジットカード決済やスマホ決済で支払うデメリットはあるのか
【LINEプリカ】(4/1より)オンライン支払いでの還元がなくなる
≪画像元:LINE≫
3月31日まで、LINEプリカをオンライン支払いで利用すると、0.5%分のLINEポイントが還元されていました。
しかし4月1日より、LINEプリカをオンライン支払いで利用しても、ポイント還元はありません。
LINEプリカをApple Pay、Google Payに設定して利用するタッチ決済では、引き続き2%分のLINEポイントが還元されます。
上限は月5,000ポイントです。
【LINEプリカ】(5/1より)一定期間未利用の場合は契約解除
≪画像元:LINE Pay≫
5月1日、LINEプリカの利用規約に以下のような「第11条第3項」が追加されました。
「第1項にかかわらず、利用者によるVisaプリカの利用が一定期間ない場合、当社は、相当期間を定めて事前に告知したうえで、本規約に基づく利用者との間の契約を解約することができるものとします。」
つまり、「LINEプリカをずっと使わないと契約解除」ということです。
「一定期間」がどの程度なのか言及されていませんが、残高が没収されるわけではなく、再発行も可能でしょう。
【LINEクレカ】(5/1より)「チャージ&ペイ」の支払いにおける0.5%還元がなくなる
≪画像元:LINE≫
4月30日まで、LINEクレカを設定したLINE Payの「チャージ&ペイ」で、0.5%分のLINEポイントが還元されていました。
しかし、5月1日からは恒常的な還元ではなくなります。
5月1日~6月30日は経過措置として、0.5%還元に加えて抽選で最大5万ポイントもらえる「LINEポイント総額60万ポイント抽選キャンペーン」を開催します。
7月1日からは、チャージ&ペイでの還元が完全になくなります。
【LINEプリカ】(5/9より)チャージ不可となる加盟店が増える可能性
LINE Pay公式より、換金性の高いVisa加盟店での利用に、5月9日よりさらなる制限をかける可能性がある旨が発表されました。
プリペイドカードなどへのチャージについては、以下のように具体名も出されています。
xmtrading.com、HIGHLOWMARKETS、ワイズ・ペイメンツ・ジャパン、WorldRemit、REVOLUT、バンドルカード、ビーヨンサン、Binance、Money/mercuryo.io、Hon Pro、チョコム、KKpoker.net、Mobinc、BET365
Revolutやバンドルカード、B/43やちょコムは聞いたことがある人もいるでしょう。
ちなみに、LINEクレカでは交通系(Suica、PASMO、ICOCA)、Kyash TOYOTA Wallet、MIXI M、キャリア決済などが、すでにポイント還元対象外となっています。
まだまだ使えるLINEのクレカ・プリカ
暗いニュースばかりを紹介しましたが、使いようによってはLINEのクレカ・プリカはまだまだお得です。
LINEクレカ(P+)なら、コード支払い(チャージ&ペイ)で5%還元ですし、LINEプリカはタッチ決済で2%還元されます。
とはいえ、プリカ全般で不正利用が増えているので、残高には注意してください。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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