総務省は、2023年3月にマイナポイント第2段の申請期限を5月末から9月末に延長することを発表しました。
もともとはマイナポイント第2段の申請期限は5月末までだったため、マイナンバーカードの申請期限だった2月末に急いでカード発行申請をしたという人も多いのではないでしょうか。
マイナポイントは第1弾から第2段へ移行し、幾度となく延長が繰り返し発表されてきましたが、今回の発表は具体的どのようなことを指しているでしょうか。
ここでは、マイナポイント第2段の「9月まで延長された申請期限について解説」と、「9月末までに対応すること」をまとめています。
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マイナポイント第2段の申請期限 5月末 → 9月末延長とは?
マイナポイント第2段のポイントは、マイナンバーカードから希望のキャッシュレス決済サービスを選択しマイナポイントを申請。
条件を満たすことで付与されるポイントです。
そのマイナポイント申請期限が当初は5月末とされていましたが、9月末延長となりました。
申請期限延長の背景
マイナポイントの対象となるマイナンバーカードの申請期限は2023年2月末(オンライン申請は3月1日まで対象)でしたが、駆け込み申請が殺到し、各自治体でマイナンバーカード自体の発行に時間がかかっているようです。
各決済サービスにより異なります。
詳しくは現在受付可能な決済サービス一覧をご確認ください。
マイナポイント対象者
マイナポイントには、マイナンバーカードは必要になります。
またカード申請が2023年2月末までにされていることが必須(オンライン申請は3月1日まで対象)となります。
必要な手続きは、期間内にマイナンバーカードの申請まで完了していれば、マイナポイント対象となります。
そのため、マイナンバーカードがまだ発行されていない状態でも大丈夫です。
※マイナポイント対象期間後に申請されたマイナンバーカードは、マイナポイントが付与されません。
マイナンバーカードが発行されたら
マイナポイント対象期間内に申請したマイナンバーカードが発行されたら、指定された市区町村の役所などに取りにいきます。
マイナポイントは、スマホでの申請がもっと簡易的に申請でき、申請後の進捗もアプリから確認できるので便利です。
マイナポイント申請時の注意点
申請時の注意点は3つです。
(1) 「マイナポイント」アプリ利用時のマイナンバーカード読み込み
もっと簡易的に申請できるのは、スマホに「マイナポイント」アプリをインストールして申請する方法です。
ただ機種によってはアプリがインストールされていたとしてもマイナンバーカードがうまく読み取れなかったり、対象外端末という場合もあります。
(2) 決済サービスによって付与申込期限などが異なる
マイナポイント付与については、各キャッシュレス決済サービスにより条件が異なります。
「決済事業者がポイント付与対象として受け付ける期限」というものが設定されています。
決済サービスによっては、2023年5月末で受付終了としている場合も多く、イオンカード、au PAY、d払い、JCBクレジットカードなど大手決済サービスも、2023年5月末で受付終了としています。
お目当ての詳しくはマイナポイント公式サイトより、現在受付可能な決済サービス一覧を確認しておきましょう。
(3) 利用者証明用パスワード
マイナポイント申請時は、「利用者証明用パスワード」という4桁の数字が必要になります。
マイナンバーカードを受け取った際に自分で設定した「数字4桁のパスワード」になるのですが、パスワードは3回連続で入力ミスするとロックがかかってしまいます。
ロックがかかってしまった場合、住まいの市区町村の該当窓口で再設定する必要があるため、パスワード管理は注意しましょう。
マイナポイント申請期限9月末に延長のまとめ
3月29日時点でマイナンバーカードの申請件数は9,604万枚。
これは人口比76.3%が申請したということになります。
国民には浸透しましたが、まだ身分証明書などぐらいで利用用途が拡充していません。
ただ総務省では、今後は各自治体や民間企業も利用できるツールとして拡大を図っていくようです。
そう考えると、いずれは身分証明書や健康保険証以外に利用シーンも増えて、ライフラインの主要ツールとなりそうです。
各申請は済ませておき、お得にポイントをもらっておきつつ、いつでも使用できるよう準備をしておくのがよいでしょう。(執筆者: 太田 玲世)
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