「auじぶん銀行」では外貨での積立投資を行うと金額に応じたPontaポイントが毎月付与されています。
これを活かして「auじぶん銀行」のステージを上げたり(後述)、ポイントを利息以上に稼げたりとメリットが多かったのですがこの制度が改悪してしまいました。
その対策と、そもそもこの仕組みを知らない方にも今からできるお得な立ち回りを紹介します。
JALの特典航空券が4/12より激変 変更点を把握してお得な旅を
基礎知識「auじぶん銀行」のステージ判定とは
≪画像元:auじぶん銀行≫
メガバンクに比べて、振込手数料などが一定回数無料などのキャンペーンを行うネットバンキングが多い中、「auじぶん銀行」は取引状況に応じて特典内容が変動するステージ制度を導入しています。
詳細はここでは割愛しますが(引用元参照)、判定基準は多数用意されておりプレミアムステージに上がると振込手数料が15回まで無料となります。
私は本業で複数の業者・フリーランスへの支払の授受があるためこのステージ制度が始まってからはさまざまな銀行宛に送金しても、振込手数料を払った事がありません。
また「auじぶん銀行」は三菱UFJ銀行との入出金手数料がどちらも無料になるため、メガバンクとの連携面でも非常に優秀です。
ステージ判定状況に応じて、毎月の取引に応じてPontaポイントが付与されるのですが「外貨自動積立」1,000円分につき15ポイントが付与、最大10万円分まで対象となるキャンペーンを行っていました。
積立ですが、買付後の売却でもPontaポイントは付与されるため
1. 毎月10万円の外貨自動積立を設定
2. 引き落とし後、良きタイミングで売却
3. 翌月の積立資本としてそのまま口座に残す
といった流れで、15×1,000=1,500ポイントが毎月獲得できていたのです。
ただし「投資」なので10万円の買付分がそのまま戻るわけではなく、増える事もありますが為替相場の変動でマイナスにもなります。
また払戻時の手数料も加味すると10万円を割る事も多々ありましたが、それでも毎月1,500ポイントが確実に獲得できる点が大きな魅力でした。
今回、このキャンペーンの一部変更があったためその内容紹介と対策を次でまとめます。
5月1日から改悪 その変更内容とは
≪画像元:auじぶん銀行≫
2023年5月1日から、ポイント加算条件の一部変更・追加が発表されました。
ポイント付与の対象となる積立上限額が10万円から5万円に下がり、1,500ポイントから750ポイントが付与上限になりました。
しかし大きな変更はそこではなく、「前月又は当月に外貨から円への払戻取引が無い事」とされたことです。
これまで同様の自動積立すぐ売却をしたら、2か月間ポイント付与対象外となってしまうので、今まで本キャンペーンに参加していた人は4月に取引があるため、最短でも6月までポイント加算がされません。
しかも当月の取引もポイント加算対象外であるため、6月に積立売却をしたらその取引も当然ポイントが付きません。
純粋に外貨を積み立てていく方向けのキャンペーンになったと言えるでしょう。
しかし、この制度も工夫すればまだポイントが多く貯まる可能性が残されています。
コツは「いつ積み立てるか?」日付設定が肝
為替相場の変動を恐れて、積み立てたらすぐ売却する人が多かったからか「前月又は当月の取引がある事」が加算対象外となる上限でした。
そこで、「月末に積み立てて翌月頭に売却する」ことで、このルールの隙を突いてポイントを貯めるのです。
具体的には
6月30日(金)に積立設定 → 7月3日(月)に売却
こうする事で、7月の取引はポイント加算対象となり、750ポイントが最大で付与されるのです。
当然、7・8月の取引は対象外となってしまうため、このパターンを繰り返すのであれば次回は
9月29日(金)積立設定 → 10月2日(月)に売却
となります。
3か月に1度、750ポイントを獲得できれば年4回で3,000ポイント。
決して悪くないキャンペーンと言えるでしょう。
繰り返しになりますが為替相場の変動および払戻手数料を加味して考えねばなりません。
または、払戻さえしなければポイントが付与されるので、毎月5万円を積み立てられれば750×12で9,000ポイントを年間で狙うのもアリです。
3か月ごとではなく、半年に1回の払戻などもアリでしょう。
改悪とばかり捉えず、ポイント分はお得に投資できるキャンペーンとしてご自身の投資スタンスに応じてご検討ください。
やり方次第でお得を享受
今回はauじぶん銀行の外貨積立キャンペーンについて対策を考えましたが、このように一見すると0ベースに戻る改悪でも、やり方次第でまだまだお得を享受できる可能性があるのです。
手間暇かけて資産を増やすのがポイ活の醍醐味でもあるため、ぜひご自分のスタンスを考えながら取り組んでみてください。(執筆者: 遠藤 記央)
車の運転で楽天ポイントが貯まる「楽天Carアプリ」とは?ポイントの貯め方4つと便利な機能2つを紹介
申込期限延長【マイナポイント】マイナンバーカードが届いたら9月末までに申込を おすすめ決済2つとポイント上乗せの対象条件