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【2023年春】新年度に見直したい、定期券のお得な買い方7選


年度の切り替わりのタイミングで、新たに定期券を買う方、更新のタイミングが来る方も多いのではないでしょうか。

勤務先から交通費が支給される方も、少しでもお得に購入し、そして買った後もお得に使い続けられたらうれしいです。

この記事では、2023年3月末時点の情報に基づいた、お得な定期券の買い方を紹介します。

定期券のお得な買い方7選

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工夫1:勤務先に申請している定期代の金額が正しいか確認する

首都圏では2023年3月18日に、近畿(関西)圏では4月1日を境に、多くの鉄道事業者が運賃改定を実施しましたが、各自勤務先への情報更新はお済みでしょうか。

金額が変わったことを自分から届け出ないと、古い情報のまま、運賃改定前の定期代が払われ続けて損をしてしまうかもしれません。まずはここからチェックしましょう。

工夫2:クレジットカードで購入する

マネ達読者はすでに実践している方も多いことと思いますが、定期券をクレジットカード決済にすることで、クレジットカードのポイントが貯まります。

通勤定期券であれば、恐らく万円単位の決済。ポイントゲットのチャンスを逃さないようにしましょう。

特に、利用する鉄道会社が運営するクレジットカードで定期券を購入すると、さらにポイントが優遇されます。

例えば、JR東日本系列のVIEWカードでモバイルSuica定期券を購入すると、ゴールドカードで4%、通常カードでも3%のポイント還元が受けられます。

また、2023年3月18日からは、「モバイルSuica」「モバイルPASMO」で中学生以上の通学定期券を購入することができるようになりました。

保護者名義のクレジットカードを使って決済できる「ワンタイムクレカ決済」にも対応しています。

子どもにスマートフォンを持たせている方、この春からはぜひモバイル定期券にしてみませんか。

保護者のクレジットカードを使って購入すれば、子どもの定期券決済分のポイントもゲットできます。

通学定期券の購入には、事前にアプリ経由で通学証明書のアップロードが必要になるので、時間には余裕を持って手続きしてください。

工夫3:なるべく有効期限の長い定期券を買う

2023年3月末時点の、東京-横浜の運賃を例にします。

通勤定期券の金額は、

1か月 1万4,640円

3か月 4万1,720円

6か月 7万350円

3か月定期にすると、1か月あたり1万3,906円 と、1か月定期に比べ、一月あたり約5%オフ

6か月定期にすると、1か月あたり1万1,725円 と、1か月定期に比べ、一月あたり約20%オフとなっています。

また、通学定期券の場合も、有効期限が長いほうが割安になっており、

通学定期券(大学)の金額は

1か月 8,000円

3か月 2万2,770円

6か月 4万3,170円

3か月定期にすると、1か月あたり7,590円 と、1か月定期に比べ、一月あたり約5%オフ

6か月定期にすると、1か月あたり7,195円 と、1か月定期に比べ、一月あたり約10%オフとなっています。

有効期限が長いほうが割引率は高くなるため、目的地変更の予定がなければ、6か月定期がお得です。

ICカードの定期券であれば、万が一定期券を失くしてしまっても、紛失した定期券を利用停止にした上で、再発行が可能なので安心です(モバイルではないカードタイプの定期券では、再発行手数料520円と、新しいカードのデポジット500円が必要となります)。

ひと昔前の磁気定期券とは異なり、高額の定期券を紛失して買い直すリスクはだいぶ少なくなりました。

工夫4:オフピーク定期券を検討する

JR東日本エリアでは、2023年3月18日の運賃値上げと同時に、通勤定期券を対象に「オフピーク定期券」が発売されました。

平日朝のピーク時間帯は使えませんが(別途通常のIC運賃が掛かります)、それ以外の時間のみで通勤できるのであれば、オフピーク定期券に切り替えることで、通常の通勤定期券よりも約10%お得になります。

始業時間が遅めの会社や、フレックス出社制度のある会社に勤めている方にお勧めです。

東京-横浜のオフピーク定期券は

1か月1万3,030円

3か月3万7,120円

6か月6万2,600円

となっています。

一方、東京-横浜のIC運賃は片道483円、となるため、6か月定期の場合「6か月の間に16回」平日朝のピーク時間帯に改札を通過すると、差額が消滅する計算となります。

月に3回以上、平日朝のピーク時間帯に電車を利用する可能性のある方は、無理せず通常の通勤定期券のままの方がよさそうです。

ピーク時間帯の利用かどうかは、自動改札の入場時に判定されます。

ピーク時間帯は利用駅によって異なるので、オフピーク定期券の利用を検討する時点で、自分の最寄り駅のピーク時間帯は必ず調べるようにしてください。

工夫5:お得に使える経路、範囲をチェックして購入する

自宅から目的地までの間に複数の経路があり、運賃や時間も大きく変わらない場合。

帰りの寄り道や、通勤以外で降りる駅のことまで考えて経路を選ぶのがおすすめです。

筆者は日頃、東京の東側、総武線エリアから渋谷まで通勤しています。

通常だと、自宅の最寄りから、代々木を経由し渋谷までの通勤定期券となりますが、これを一駅分だけ遠回り。

新宿経由となるよう設定して購入しています。

通常では表示されない経路ですが、モバイルSuicaのサポートに依頼すると設定してくれます

通常と比べて1か月あたり1,000円強高くなり、またこの分は勤務先の交通費支給の対象外のため自腹での費用追加となりますが、月4回以上新宿で降りれば元が取れます

買い物や習い事などで、いつも買っている定期券範囲から、少しはみ出した駅によく行く方。

その駅まで定期券を買ってしまった方がお得になるかもしれません。ぜひ計算してみてください。

工夫6:同じ運賃で買える最も遠い駅まで買う

乗り越す時のことを想定した話になりますが、時々定期券の範囲の先まで乗って、乗り越し精算をすることがある場合。

同じ運賃で買える範囲で、最も遠い駅まで定期券を買っておくと、乗り越し精算の運賃が安くなります

例えば、筆者は以前、新宿の会社に勤めていましたが、定期券についてはあえて総武線で一駅先の大久保までの設定にしていました。

自宅の最寄り駅からの運賃は同じです。

時々用事があって、中央線の武蔵境に行くことがあったのですが、いずれもICカード運賃(2023年3月時点)で

大久保-武蔵境 230円

新宿-武蔵境 318円

と、一駅先からの乗り越しになることで、片道88円、往復するたびに176円、得していた計算になります。

たまにでも乗り越し精算をする機会のある方は、要チェックです。

工夫7:モバイルタイプの定期券にする

普段からICカードタイプの定期券を使っている方は、定期券の範囲外についても、そのICカードにチャージした残高を使って移動されることと思います。

JR東日本の場合、定期券の範囲外、Suicaの入金残高を使って在来線に乗車することでJRE POINTが貯まりますが、カードタイプのSuicaだと200円で1ポイント還元となるのに比べて、モバイルSuicaだと50円ごとに1ポイント貯まります

通常使うSuicaをモバイルタイプにするだけで還元率が大幅アップします。

まだカードタイプのSuicaを使っている方は、ぜひ更新のタイミングでモバイルSuicaに切り替えることをおすすめします。

この春は多くの鉄道事業者で値上げもありました。

まずは自分が勤務先に申請している定期代のチェックから始めて、少しでもお得に使える買い方にチャレンジしてみてください。(執筆者: 星澤 美衣)

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