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1万円からはじめる堅実な資産運用「不動産クラウドファンディング」 メリット・デメリット・向いてる人をわかりやすく解説


「不動産クラウドファンディング」は、最近注目を集めている投資方法のひとつです。

従来の不動産投資は初期費用に大きな資金がかかり、契約には専門的な知識が必要で管理も大変というイメージもあります。

不動産クラウドファンディングは、

  • ネットで完結
  • 1万円から
  • 手軽に手間なく

不動産投資が始められます。

今回は不動産クラウドファンディング投資の特徴を紹介します。

不動産クラウドファンディング

【不動産投資の悩み】「空室」がある場合でも「減価償却」できるのか? 計上できる場合とできない場合を解説します。

不動産クラウドファンディングとは?

インターネット上で複数の投資家を募集して、集まった資金で事業者が不動産の運用をおこない、家賃収入(インカムゲイン)や売却益(キャピタルゲイン)を投資家に分配する仕組みの投資商品

投資対象の物件や内容は各ファンドにより異なり、想定利回り、運用期間、募集金額、物件の立地や築年数、広さや間取りなどの情報を元に投資をおこないます

物件に関しては細かい情報も開示されており、仕組みが単純なため判断がしやすい投資商品です。

従来からある不動産投資を「小口化」したものと言うとイメージしやすいと思います。

小額から投資することができ、日々の価格変動もありませんので、毎日値動きを確認することができない忙しい人にもおすすめです。

不動産クラウドファンディングは、国から認可された事業者により運営されているため、安心して投資すができます。

不動産クラウドファンディングのメリット

不動産クラウドファンディング

小額から投資が可能

従来の不動産投資は初期費用に大きな資金が必要です。

銀行から融資を受けて始める人も多いです。

不動産クラウドファンディングは、従来の不動産投資を小口化した商品で、1万円から投資できる事業者も多く、インターネットを通じて手軽に投資ができます。

価格変動リスクがない

株式やFX、ビットコインなどの暗号資産、ETFやREITなど個人が投資できる商品は多くありますが、これらは日々の価格変動があります。

商品によっては1日で10%以上の価格変動も珍しくなく、一喜一憂させられることも多いです。

不動産クラウドファンディングは日々の価格変動がないので、投資した後に値動きに振り回されて疲れてしまうこともありません。

精神的にもメリットがあり、変動幅の大きい商品とのリスク分散としても期待できます。

管理がいらない

株式投資や不動産投資は投資した後も色々な管理が必要です。

株式は価格変動があるため、買い増しや損切り、所有する銘柄の変更など、その都度判断が必要です。不動産投資も所有する物件の日々の管理や最終的な売却まで多くの時間と手間がかかります。

不動産クラウドファンディングは、投資後に特別な管理の必要がありません。

投資した後は不動産運用のプロに任せて、運用終了まで「待つだけの投資」です。

高利回りの利益を得られるチャンス

近年の日経平均の配当利回りは1%台から2%台で推移しています。

不動産クラウドファンディングは2%から6%台まで様々なファンドがあり、自分のリスク許容度によって選べます

投資前に、無事運用できた際に得られる分配金や運用する期間がわかり、資金計画がしやすいメリットもあります。

投資家のリスクを軽減する仕組みがある

投資にリスクは付き物ですが、不動産クラウドファンディングは

  • 事業者も同じファンドに出資し、運用に損失が出た際に一定の割合で投資家の資産を守る「優先劣後出資」
  • 空室が出た際にも家賃保証がされる「マスターリース契約」

など、投資家のリスクを軽減する仕組みを採用している事業者があります。

優良な上場企業が参入してきている

上場会社やそのグループ会社が運営している事業者も増えており、社会的な信用があります。

不動産取引や運用に充分な実績とノウハウを持つ企業が参入していることで、不動産クラウドファンディングの信頼性と安全性が高まっています

社会貢献の面もある

投資の目的は金銭的な利益を得ることが大きいと思いますが、環境問題やよりよい社会の実現のために投資を通じて社会に貢献する面もあります。

不動産クラウドファンディングはESG投資に関連するファンドもあり、環境に配慮した物件や施設に投資することで社会貢献につながります。

不動産クラウドファンディングのデメリット

デメリットもあります

元本は保証されていない

不動産クラウドファンディングは出資した元本は保証されていません

出資法で元本の保証は禁止されています。運用状況により元本が減少すること、または返還されないリスクがあります。

利回りは確定されていない

利回りは想定利回りで不動産を運用した結果、賃料や売却が想定よりも低い収益だった際は、受け取れる金額が低くなる場合や運用期間が延びる場合があります。

途中解約できない場合が多い

株式は想定と違う展開になった場合、自己判断により短期間で手放すことができます。

不動産クラウドファンディングは運用中の解約ができない、または解約までに時間がかかる場合があります。

人気のため投資したくてもできない

事業者やファンドによっては投資したい人が多く、抽選方式で当選した人のみ投資できる場合や、募集開始後数秒で完売する場合があります。

ますます人気化しており、投資したくても確実に投資できず機会損失になる場合があります。

不動産クラウドファンディング投資はこんな人におすすめ

不動産クラウドファンディングは、資産が短期間に大きく増える期待値は低いですが、リスクを取りたくない資金を堅実に運用するには最適な商品だと思います。

不動産クラウドファンディングに向いている人は、次のような目的がある人です。

  • 退職金の一部を運用したい人
  • 使用予定のある資金の一時運用商品を探している人
  • 資産を守る段階の堅実な投資をしたい人
  • 投資初心者の人
  • 将来的に現物不動産投資を挑戦したい人

株式投資との分散先としても有効

株式や債券とのリスクヘッジを考えた場合、少額から始められ、価格変動リスクがない不動産クラウドファンディングは、分散投資先として機能する期待ができます。

投資後の管理も必要なく、仕事などで忙しい人にも向いています。

この機会に不動産クラウドファンディング投資を始めてみてください。(専業投資家:かつさんど)

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