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JALの特典航空券が4/12より激変 変更点を把握してお得な旅を


2023年4月12日より、JAL国内線の特典航空券が激変します。

主な9つの変更点を解説しますので、最新の情報にアップデートしてください。

特典航空券が 412より激変

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1. 特典航空券の必要マイルが「変動制」に

特典航空券の必要マイルが「変動制」
≪画像元:JAL

現在、同一区間の特典航空券に必要なマイルは一律ですが、変更後は予測残席に応じて必要マイル数が変動します

これにより、予測残席が多い早めに特典航空券を予約すれば、追加マイルを少なく抑えられてお得です。

繁忙期の追加マイルも「変動制」に

年末年始やお盆、GWなどの繁忙期は、特典航空券の予約を取ろうとしてもなかなかできません。

現在は、残席にかかわらず同一区間の特典航空券に必要なマイルは一律で、残席なしの場合は、発着空港別に一律の追加マイルを支払う「いつでも特典航空券」で予約可能です。

変更後の「特典航空券PLUS」では、予測残席に応じて変動するマイルを追加することで、繁忙期でも特典航空券を予約できます。

GWを例にどれだけ上乗せされるのかを調べたところ、沖縄の離島が大幅に割り増しとなる一方で、名古屋・大阪・鹿児島などはさほど割り増しがありません。

GWに特典航空券を使って旅行に行きたいなら、都市路線がおすすめです。

変更に伴い、2023年4月11日搭乗分をもって「いつでも特典航空券」は廃止されますので、利用予定のない人は旅行開始前に払い戻しの手続きをしてください。

2. 特典航空券の必要最低マイルが大幅変更

特典航空券に必要な最低マイルが大幅に変更され、特典航空券の必要マイルの区分も細分化されます。

これにより、現在は片道最低6,000マイル必要なところ、変更後は片道最低4,000マイルで利用可能になります。

東京発の特典航空券に必要なマイルは

東京発の特典航空券に必要なマイルは
≪画像元:JAL

参考までに、東京発の特典航空券に必要なマイルについて、主な行き先別に現在と変更後のマイル数を紹介しましょう(左の数字が変更前、右の数字が変更後。単位はマイル)。

・ 山形:6,000 → 5,000

・ 名古屋:6,000 → 5,000

・ 大阪:6,000 → 6,000

・ 函館:7,500 → 7,000

・ 南紀白浜:7,500 → 7,000

・ 広島:7,500→7,000

・ 高知:7,500 → 7,000

・ 札幌:7,500 → 8,000

・ 福岡:7,500 → 8,000

・ 鹿児島:7,500 → 8,000

・ 那覇:7,500 → 9,000

・ 石垣:1万 → 1万

増加幅が最も大きいのが片道1,500マイル増、往復なら3,000マイルも増の奄美大島と那覇です。

こちらに行きたい人は、4月11日までに搭乗しましょう

一方、必要マイルが減った山形・名古屋・函館・南紀白浜・四国に行く人は、4月12日以降に行った方がお得です。

3. 乗り継ぎを伴う特典航空券がお得に

乗り継ぎを伴う特典航空券がお得に
≪画像元:JAL

現在、乗り継ぎを伴う特典航空券は2区間分のマイル数が必要で、離島などへの利用はお得ではありません

変更後は1区間扱いとなり、特典航空券に必要なマイルが大幅に減ります。

・ 東京~与論島:1万3,500(沖縄経由)~1万5,000(鹿児島経由) → 9,000~

・ 札幌~那覇:1万5,000(東京・大阪経由) → 1万~(東京・大阪経由)

繁忙期を外せば、離島への乗り継ぎ旅がはかどりますね。

4. ファーストクラスの特典航空券予約も可能に

ファーストクラスの特典航空券予約も可能に
≪画像元:JAL

現在、ファーストクラスを特典航空券として予約することはできません。

出発当日に空席がある場合に限り、ファーストクラス料金を支払うことで利用可能です。

変更後は、普通席・クラスJに加え、ファーストクラスもマイルで予約可能になります。

東京~大阪なら基本マイル数は片道1万2,500マイル、東京~那覇なら基本マイル数は片道1万8,000マイルです。

国際線と比較してコスパの高い国内線ファーストクラス、利用してはいかがでしょうか。

5. 「JALカードnavi」の特典航空券マイル減額が変更

特典航空券マイル減額が変更
≪画像元:JAL

「JALカードnavi」は、30歳未満の学生が利用できるクレジットカードです。

さまざまなお得がありますが、特典航空券で必要なマイル数を減額もできます。

JALカードnavi会員はJAL Webサイトからの申込で、1区間3,000マイル(2区間6,000マイル)で、JALグループの多くの国内線特典航空券を予約できます(発着空港別の追加マイルを除く)。

変更後は1区間3,000マイル(2区間6,000マイル)の固定ではなく、設定された7つのゾーンごとに必要なマイルの一律50%となります。

必要マイルが多い路線だと損をしてしまいますが、逆に必要マイルの少ない路線ならお得です。

6. 「どこかにマイル」の必要マイルがアップ

「どこかにマイル」の必要マイルがアップ
≪画像元:JAL

「どこかにマイル」とは、希望日程を入力すると4つの候補地が表示され、申し込むと3日以内に行き先が決まる特典航空券です。

4月11日までは、通常の特典航空券なら往復1万2,000マイルなところ、往復6,000マイルで「どこか」に行けてお得です。

4月12日からは必要マイルが7,000マイルと1,000マイル増えますが、特典航空券の必要最低マイルが上がった行き先に決まれば、決して損ではありません。

7. 特典航空券の無料予約変更ができなくなる

現在、JAL Webサイト、JMB会員専用国内線予約、JMBセンターで、特典航空券の日付・便・クラスの予約変更が無料で可能です。

しかし、2023年4月12日以降は予約変更が無料でできなくなります

予約変更したい場合は、取り消し手数料1,000円を支払って再度予約をしなければなりません。

再度予約を入れる際、残席が少なくなり必要マイルがアップする可能性もあります。

搭乗当日、出発空港での予約変更もできません。

8. 「おともdeマイル」が終了

「おともdeマイル」が終了
≪画像元:JAL

「おともdeマイル」は、特典航空券予約者がお得に利用できるサービスです。

同一便・同一クラス・同一路線往復の条件で、同行者3名まで1人1万5,200円~3万6,600円のお得な運賃で利用できます。

変更に伴い、4月11日搭乗分をもっておともdeマイルは廃止されますので、家族旅行を計画の方はお早めに。

9. 「JMBダイヤモンド特典航空券」が終了

「JMBダイヤモンド特典航空券」が終了
≪画像元:JAL

JMBダイヤモンドのサービスステイタスを持っている人は、特典席に空席がなくても一般席に空席があれば、通常必要な基本マイル数の2倍のマイルを引き落とすことで、利用できます。

こちらも変更に伴い、4月11日搭乗分をもってJMBダイヤモンド特典航空券は廃止されますので、旅行を計画の方はお早めに。

制度変更前に行くべきか、変更後に行くべきか

2023年4月12日よりJAL国内線の特典航空券が激変しますが、以下の人は制度変更前に特典航空券を利用した方がいいでしょう。

・ 現在の7,500マイル区間で遠距離に行きたい

・ とにかく少ないマイルで特典航空券を利用したい

・ 家族でお得に旅行したい

・ 4月11日までには行けるがそれ前に予約変更する可能性がある

・ JMBダイヤモンドのサービスステイタスを持っている

一方、以下の人は制度変更後に特典航空券を利用した方がいいかもしれません。

・ 繁忙期にしか休みが取れない

・ 離島などへ乗り継ぎ旅をする

・ ファーストクラスにマイルで乗りたい

・ 必要マイルが減額される場所に行きたい

制度変更前がお得か変更後がお得か必ず確認して利用しましょう。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)

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