クレジットカードから電子マネーなどにチャージし、クレカのポイントを得るのはポイント多重取りの基本です。
しかし、最近では電子マネーへのクレカチャージでポイントを還元しないカード会社が増えてきました。
今回は、最近のクレカチャージにおける改悪を紹介しましょう。
電子マネーとクレジットカードはどっちがお得か 違いや使い分け方伝授
【au PAY残高】(昨年12/1より)au PAYカードからのチャージが還元対象外
≪画像元:auフィナンシャルサービス≫
au PAYカード → au PAY残高へ100円チャージするごとに、Pontaポイントが1ポイント還元されていました(還元率1%)。
しかし昨年12月より、au PAYカード → au PAY残高へチャージしてもポイント還元がなくなりました。
オートチャージ、都度チャージ、auかんたん決済でのチャージのどのチャージ方法でも同じです。
au PAYゴールドカードの特典は一部残る
また、これまでau PAYゴールドカード → au PAY残高へ100円チャージするごとに、Pontaポイントが2ポイント還元されていました。
+1ポイントはゴールド限定特典で、これにより還元率は2%になります。
au PAYゴールドカードも、昨年12月よりau PAY残高へチャージしてもポイント還元がなくなりました。
ただし、ゴールド限定特典の1%分はオートチャージ、都度チャージをチャージ方法に設定していれば、変わりありません。
auかんたん決済でのチャージは、ゴールド限定特典からも外れます。
【Kyash、WebMoney、TOYOTA Wallet】(昨年12/1より)ジャックスカードからのチャージが還元対象外
≪画像元:ジャックス≫
「TカードPrime」は、2022年8月よりすでに還元対象外です。
【楽天バーチャルプリペイドカード】(昨年12/1より)楽天カードからの購入時の還元率が1/5に
≪画像元:楽天カード≫
「楽天バーチャルプリペイドカード」は、あらかじめ購入した金額まで利用可能なネット専用使い切りプリペイドカードです。
使い切りですので、万が一不正利用の被害に遭っても被害額を最小限に抑えられます。
これまで、楽天カードで楽天バーチャルプリペイドカードを購入すると、100円ごとに楽天ポイント1ポイントが還元されていました。
しかし、昨年12月1日からは、500円ごとに1ポイントと還元率が5分の1に低下しました。
【Revolut】(昨年12/27より)Mastercardブランドのカードのチャージが一時的に不可に
≪画像元:REVOLUT TECHNOLOGIES JAPAN≫
以前の記事で、「Revolut → WAON、PASMOなどの電子マネー」へのチャージが還元対象外となることを紹介しました。
そこからさらに踏み込み、「Mastercardブランドのカード → Revolut」へのチャージが昨年12月27日よりできなくなったのです。
今後はVisaブランドのカードでチャージできます。
「au PAYプリペイドカード → Revolut」というルートを使っていた方もいるかもしれませんが、それもできません。
ただし、ネット情報では恒久的なチャージ不可ではなく、今回はRevolutとMastercardで何らかの不具合があったようです。
2023年初旬には再開される予定です。
【Amazonギフト券】(1/1より)クレカチャージが還元対象外
≪画像元:Amazon.co.jp≫
昨年12月31日まで、クレジットカード → Amazonギフト券に5,000円以上をチャージすると、0.5%分のAmazonポイントが還元されていました。
上限もないことから、ガンガンチャージしていたプライム会員も多いのではないでしょうか。
しかし、このキャンペーンは12月で終了となり、現在は実施していません。
【TS CUBIC CARD】(4月より)交通系ICへのチャージが還元対象外に
≪画像元:トヨタファイナンス≫
これまで、TS CUBIC CARDから交通系IC(モバイルSuica、モバイルPASMO、SMART ICOCA)に1,000円チャージするごとに、ポイントが10ポイント還元されています。
しかし、2023年4月からはポイント還元されません。
ただし、「TOYOTA TS CUBIC VIEW CARD」のSuicaチャージ(Apple Pay、Google Pay除く)は、従来通り2,000円につき5ポイント還元されます。
還元対象かどうかカード会社に問い合わせるのは「やふべび」
クレカチャージの還元については、何の予告もなく事後報告で還元対象外になることも少なくありません。
事後報告ならまだましな方で、一切お知らせがない場合もあります。
だからといって、カード会社に「○○へのクレカチャージはポイント還元対象ですか」と聞くのはやめましょう。
むしろ「やぶへび」となってしまい、還元対象だったルートがふさがれる可能性が高いからです。
ネットを駆使して、情報を自分で拾うなどしてください。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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