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WAONユーザーが「イオンペイ」を辛口レビュー 両方使ってわかったメリット・デメリット、おすすめの人を紹介

2023.01.27 08:40
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イオンペイは、2021年9月から開始されたイオン公式のキャッシュレス決済です。
イオンではもともと提供されていた電子マネー「WAON」が有名で、イオンペイの知名度はまだまだ低めと言えます。
そのため、
イオンペイとWAONの違いは?」
「WAONを使っているけど、イオンペイのほうがいいのかな?」
と迷う人も多いのではないでしょうか。
著者はふだんWAONで買い物をしていますが、今回イオンペイを試しに登録し使ってみました。
両方使ってみて感じたメリット・デメリット、それぞれがどんな人におすすめか紹介します。
  • PayPay「墨田区30%還元」は地元飲食店やスカイツリーで使おう エリアごとの使えるお店紹介
  • イオンペイとWAONの違い

    イオンペイとWAONは似ているように思えますが、実際は決済方法や使い方が異なります。
    それぞれの違いをまとめた表は以下の通りです。イオンペイWAON

    WAONとは?

    WAONは2007年に始まった非接触型の電子マネーで、決済端末にかざして支払います。
    WAON!」という決済音を、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
    始め方は簡単で、イオン系列店舗でWAONカードを発行し、チャージすればその日から使えます。
    スマホでも使うことはできますが、その場合Apple Payやおサイフケータイに対応した専用端末が必要です。
    そのため、全ての方がスマホで使えるわけではありません。
    対応店舗はかなり多く、イオン系列店を始めドラッグストアや飲食店など、約86万で使えます。利用ごとに0.5%、(イオン系列店なら1%)のWAON POINTが貯まり、貯まったポイントはまたお買い物に利用可能です。

    イオンペイとは?

    イオンペイは2021年9月から始まった、比較的新しい決済方法です。
    WAONとは異なり専用のカードはなく、スマホでアプリをインストールして使います。
    事前にチャージする必要はなく、利用分はあらかじめ登録したイオンカードから直接支払われる仕組みです。
    スマホ画面にQRコードを表示して支払う方式なので、専用端末は不要。スマホを持っていればほとんどの人がすぐに始められます。
    新しい決済方法のため対応店舗はまだ少なく、イオン系列以外ではほとんど利用できません。
    ですが2022年12月より松屋やエディオンなどに対応しており、これから対応店舗を拡大すると考えられます。

    イオンペイの始め方

    イオンペイは、イオン公式アプリの「イオンウォレット」または「iAEON(アイイオン)」から始められます。

    イオンウォレット

    イオンウォレットは、イオンカードの明細などが確認できる公式アプリです。
    アプリをダウンロードし、ふだん利用している「イオンスクエアメンバーID」でログイン、携帯番号を新たに登録すればイオンペイを始められます。
    イオンカードの利用明細を一緒にチェックしたい人は、イオンウォレットで始めるのがおすすめです。

    iAEON

    iAEONはイオンペイの他、お気に入り店舗を登録すればキャンペーンの確認もできるイオンの公式アプリです。「会員コード」よりイオンカード、またはイオンマークのついたデビットカードを登録すれば、イオンペイを使えるようになります。
    キャンペーンも一緒にチェックしたい人は、iAEONでイオンペイを始めましょう。

    イオンペイを使って感じたメリット・デメリット

    イオンペイを実際に使って感じたメリット・デメリットは以下の通りです。

    【メリット】

    ・ チャージの手間がない
    ・ ほとんどのスマホで使える
    ・ バーコードを出すまでの操作が簡単

    【デメリット】

    ・ ポイント還元がないのが寂しい
    ・ セルフレジだと選択肢がわかりにくい場合がある
    イオンペイは使う前にチャージしなくても良いので、会計前に「残高あったっけ?」と不安になることなく、安心して使えました。
    アプリを開いてワンタッチでQRコードが表示されるため、WAONをiPhoneで支払う「Apple Pay WAON」と比べるととても楽です。イオンペイはすぐ支払える安心感と、利便性に優れていると思います。
    一方で、イオンペイを使うことでのポイント還元がないのは、なんとなく残念に感じました。
    イオンペイを利用するとイオンカードから支払われるため、イオンカードのポイントが貯まります。
    そのため、イオンカードで支払った場合と還元率は変わりません。
    「であればイオンカードで決済しても同じでは?」と思いますし、わざわざイオンペイを使う理由がわかりませんでした。
    また、一部店舗ではセルフレジの対応が追いついていないこともデメリットです。
    私が行ったマックスバリュではイオンペイをセルフレジで選択する方法がわかりにくく、どうしたら良いのかかなり迷い、店員さんに聞いてやっと支払うことができました。
    まだ新しい決済方法なので仕方ないと思いますが、今後改善してほしいと思います。

    イオンペイとWAON、それぞれどんな人におすすめ?

    イオンペイとWAONをそれぞれ使って、おすすめだと感じたのは以下のような人です。

    【イオンペイがおすすめの人】

    ・ チャージが面倒だと感じる人
    ・ いつも残高を気にせず使いたい人
    ・ Apple Pay・おサイフケータイ対応端末を持っていないけど、スマホで支払いたい人

    【WAONがおすすめの人】

    ・ 使うことでポイントを貯めたい人
    ・ オートチャージで二重取りしたい人
    ・ 残高をしっかり管理する人イオンペイはチャージが必要なく、手軽に使えるのが何よりのメリットです。
    また、「対応端末を持っていないけどスマホで支払いたい」という人にも最適でしょう。
    一方でWAONは0.5%~1%相当のポイント還元を受けられるのがメリットです。
    イオンカードセレクトでオートチャージすればポイントの二重取りもできるので、お得に使いたい人におすすめです。

    キャンペーンに応じた使い分けもおすすめ

    イオンペイとWAONではそれぞれ、定期的にポイント還元などのキャンペーンを開催しています。
    キャンペーンによってどちらがお得か異なるので、現時点では両方持っておくのもおすすめです。
    イオンペイとWAONはそれぞれ違う強みがあるので、使い分けて両方のメリットを受けると良いでしょう。(執筆者: 西本 衣里)
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