メルペイがクレジットカード事業に参入とのニュースが、先日ありました。
11月中に詳細が発表されるとのことでしたが、ついに発表となりました。
名称は「メルカード」、今回はメルカードを徹底解説します。
「メルカード」誕生!
≪画像元:メルカリ≫
株式会社メルペイでは、11月8日より「メルカード」の提供を開始しました。
メルカードの概要は以下の通りです。
・ 申込資格:所定条件を満たす20歳以上
・ 年会費:無料
・ 国際ブランド:JCB
・ 通常還元率:1%
・ 限度額:最大50万円/月
・ 手数料:定額払いのみ年率15%
シンプルなデザインはもちろん、再生プラスチック素材を85.5%使用したカードは、従来より8.5%のCO2削減につながるSDGsなカードです。
メルカードの特徴4つ
他のクレカにはない特徴が、メルカードにはあります。
特徴をしっかりと把握して、使いこなしてください。
【特徴1】最短1分で申込完了
≪画像元:メルカリ≫
本人確認が完了していれば、SMS認証やパスコード入力などをして、メルカリアプリより最短1分で申込が完了します。
申し込んで審査完了後4日~7日程度でメルカードが届けられ、メルカリアプリでメルカードを有効化するとすぐに利用可能です。
≪画像元:メルカリ≫
メルカリアプリと本人確認書類があれば、アプリでかんたん本人確認がすぐにできますよ。
【特徴2】アプリとの連動で安全・安心
≪画像元:メルペイ≫
カード番号、有効期限、セキュリティコードなど、支払いに必要な情報はメルカード表面・裏面に記載されていません。
カード情報は全てアプリで管理できて、非常に安全です。
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また、メルカードを利用するとアプリからすぐに通知が届き、アプリやメールで利用明細も確認できるため、不正利用防止にも役立ちます。
万が一紛失・盗難の可能性があるときには、アプリからすぐにメルカードの利用停止・再開が可能です。
【特徴3】柔軟な支払い時期・支払い方法
≪画像元:メルペイ≫
通常のクレカは、引き落とし日が決まっており、それが給料日前だったりすると大変ですよね。
メルカードなら商品購入した月の翌月1日以降、好きなタイミングで清算可能です。
また、通常のクレカは口座引き落としが一般的ですが、メルカードは口座引き落としはもちろん、「メルカリ」の売上金を含むチャージしたメルペイ残高、コンビニ・ATM、キャンペーンにより取得したポイントでの清算ができます。
ちょっと支払い金額が多そうな場合は、翌月払いから定額払いに支払い方法を変えられ、個別に利用分を選んで先に清算することも可能なため、支払いにゆとりが生まれます。
【特徴4】メルカリ利用で最大4%還元
≪画像元:メルペイ≫
クレカといえばポイント還元率が気になりますが、メルカードの基本還元率は1%です。
メルカード初期設定後に自分の還元率を確認でき、メルカード、メルカリ、メルペイでの利用状況に応じてメルカリで最大4%が還元されます。
さらに、毎月8日は+8%還元です。
≪画像元:メルペイ≫
「メルペイのあと払い」を選択すると、iD決済、コード決済、ネット決済、バーチャルカード、メルカリでの購入の全てがポイント還元の対象です。
これまで、メルペイを利用してもポイント還元はありませんでしたが、メルカードの登場でポイント還元を受けられます。
メルカードのお得なキャンペーンを紹介!
メルカードデビューとなると、それを記念したキャンペーンが気になりますよね。
もちろんキャンペーンがありますので、しっかりお得になりましょう。
(来年1/31まで)新規入会&利用で最大1万ポイント
≪画像元:メルペイ≫
11月8日~2023年1月31日までの期間中に、メルカードへ新規入会の上で以下の条件を満たすと、最大1万ポイントがもらえます。
・ 初期設定完了:1,000ポイント
・ メルカードまたはメルペイのあと払いの利用:利用元金の25%(上限4,000ポイント、各月2,000ポイント)
・ 初めての定額払い利用:利用元金の25%(上限5,000ポイント)
メルカードを申し込む前に購入を行った決済も、期間中であれば還元対象です。
キャンペーンの注意点
審査完了後90日以内にメルカードの初期設定を完了させ、カード申込日の翌々月25日までに口座情報を設定してください。
「メルカードまたはメルペイのあと払いの利用で25%還元」の対象となるのは、メルカード申込日の翌々月末までの購入・支払いです。
「初めての定額払い利用で25%還元」の対象となるのは、メルカード申込日の翌々月末までに購入し、購入日の翌月末(メルカード申込日の3か月後末)までに定額払いに切り替えた分です。
定額払いには年率15%の手数料が発生します。
(11/30まで)対象11店舗での利用で最大5%還元
≪画像元:メルペイ≫
11月30日までの期間中にエントリーの上で、メルカードを以下の対象11店舗で利用すると、通常の1%に加えてポイントをもらえます。
・ +2%還元(上限200ポイント):ローソン、サミットストア、サンドラッグ、スギドラッグ
・ +4%還元(上限300ポイント):CokeON、ココス、ジョリーパスタ、ビッグボーイ
・ +4%還元(上限500ポイント):アルペン、ゼビオ、ヴィクトリア
「メルカード」またはメルペイのあと払いが対象ですので、あと払いを設定すればメルペイのiD決済、コード決済も対象です。
メルカードの注意点7つ
通常のクレジットカードとは異なり、メルカードは若干クセが強めです。
注意点をよく読んで、うっかりミスがないようにしてください。
【注意点1】JCB以外の国際ブランドはなし
メルカードの国際ブランドはJCBのみで、VisaやMastercardはありません。
海外でメルカードを使おうとしている人は、VisaやMastercardのサブカードを持って行くといいでしょう。
【注意点2】キャッシングはできない
メルカードはショッピング利用のみで、キャッシング利用はできません。
【注意点3】ポイント還元対象外の商品・サービス
以下の商品・サービスをメルカードで支払っても、ポイント還元されません。
・ 交通系電子マネーのチャージ (Suica,、PASMOなど)
・ プリペイドカード類へのチャージ(au PAYプリペイドカード、nanaco、WAONなど)
・ 決済サービスへの支払い(au PAY,、kyashなど)
・ ギフトカードのオンライン購入 (JCB onlineなど)
・ 定額払い手数料、清算時手数料、遅延損害金、メルカード再発行手数料
・ 月の支払いが3か月以上延滞した支払い分
【注意点4】ポイント還元の制限
メルカリでの購入分は、半年ごと(4~9月/10~3月)に還元上限3万ポイントです(メルカリ以外の利用分には上限なし)。
利用者ごとに設定される還元率の条件については、公開されていません。
取引キャンセルや決済が取り消された場合などには、メルカリ購入還元率が下がることがあります。
【注意点5】利用できる金額は変動する
利用限度額は、メルカードおよびメルペイスマート払いの合計で最大50万円です。
ただし、メルカリやメルペイの利用実績を元に、AIによって利用限度額が決められます。
メルペイやメルカリと縁が遠い人は、多くの利用限度額をもらえないかもしれません。
【注意点6】クレカチャージはできない模様
メルカードからメルペイ残高へのクレカチャージは、できないようです。
銀行口座やセブン銀行ATMから残高チャージしてください。
【注意点7】18歳・19歳は申込不可
4月より成人年齢が18歳に引き下げられましたが、メルカードは18歳・19歳の申込ができません。
20歳以上であっても、審査を通過し「定額払い」機能を利用可能な上で、支払い用銀行口座か本人確認のいずれかを完了させている必要があります。
メルカリユーザーは高還元のチャンス
メルカリのサービスでポイントを貯めることはこれまで簡単ではありませんでしたが、メルカード登場によって大きく変わります。
メルカリはもちろん、メルペイ利用でも1%分のポイントを貯められるようになりました。
しかも、メルカリ・メルペイの利用状況によっては、メルカリ利用時の還元率が最大4%にまでアップします。
メルカリユーザーは高還元のチャンスですね。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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