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子供のいない、順番通りにいかなかった相続 妻と義母が遺産の話しをするストレス軽減に「遺言書」

2022.08.03 21:20
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マネー
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故人に子供がいれば、第一順位で、配偶者と子が相続人となります。
故人より先に子が亡くなり、その子(直系卑属)が相続人となります。
認知した子も、故人と養子縁組した子も同様です。
故人に子や孫等(直系卑属)が一人もいない時に、第二順位である故人の父母・祖父母等(直系尊属)と配偶者が相続人となります。
直系尊属が一人もいなければ、故人のきょうだいだいと配偶者が、故人より先にきょうだいが亡くなっている場合は、その子(おい・めい)までが相続人です。
  • 給与収入しかないのに税務調査を受ける僅かな可能性 余計な税金を支払わないために気を付ける点
  • 順番通りにいかなかった相続

    安倍晋三元首相の銃撃事件で思う事がありました。
    安倍家の相続では、第二順位で、晋三氏の母 洋子さんと妻 昭恵さんが相続人となります。
    一般に、子供のいない方の場合、故人が亡くなったときには、父母、祖父母等(直系尊属)は既に亡くなっており、第三順位である故人のきょうだい(おい・めい)が相続人となる事が多いです。
    年齢的な順番でいけば自然とそうなる訳です。
    今回の安倍氏の場合は、不慮の事件で順番が変わってしまいました。
    筆者も、会計事務所に勤務していた時に、逆さの相続を経験しています。
    安倍家の場合がどうであるかは別として、一般的に、「妻と義母の仲は難しい」というのが、経験値として強く思うこところです。
    関係の難しかった妻と義母が、遺産について話し合いをするのは、相当ストレスがかかるものです。

    子がいない場合の、遺言書を作成しておく意味

    筆者も、子のいない夫婦については、遺言書の作成をおすすめしていました。
    それは、妻が、夫(妻でなく)のきょうだい・おい・めい と
    相続人が順番通り、「きょうだい・おい・めい」であれば、
    一般には、遺言書を作成しても、遺留分があり、現実には、遺留分侵害額請求にてもめることが多いのですが「きょうだい・甥・姪」には遺留分がないため、有効な遺言書さえ作成すれば、後日のトラブルもないのです。

    直系尊属には、遺留分があります

    妻と義母の法定相続分は、妻が三分の二で、義母は三分の一です。
    もし遺言書を作成していても、義母には
     
    1/3×1/2=1/6
    の遺留分があります。
    遺産に不動産が含まれていれば、不動産の評価にて遺留分の金額でもめることも想定されます。

    想定外の場合の検討

    最も、義母が高齢で、資産家の場合、相続放棄をされることもあり得ます。
    安倍氏の場合、週刊誌等の情報では居住用不動産が、安倍氏の名義になっていないとの情報がありました。
    居住用財産がない昭恵さんを心配する記事もありましたが、不動産を相続することなく、堂々と家を出ていく選択肢もある訳です。

    相続対策を実行する前に知っておいてほしいこと

    想定外の順番になった場合、行った対策が逆に不都合になる事もありうること。
    例えば、長男が妻を自分の親と養子縁組をして、相続税対策をする方がいます
    そのことで、相続税は減少しますが、他のきょうだいにしてみれば、相続分が減少することになり、面白くありません。
    子供のいない夫婦が、遺言書を作成するのであれば、夫のみが作成するのでなく、妻も作成しておくことをおすすめします。
    そうすることで、順番が違った場合に対応できますし、何よりお互いの思いを確認できます。相続税を滞納すると他の相続人が支払うことになる「連帯責任(連帯納付義務)」について固定資産税の計算方法と納付の仕方 相続が発生した際はどうすればいいの?元税務署員が解説「あげたい人にお金をのこす」ために、知っておきたいこと3つ
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