気温が上昇すると、水分補給の回数が増えます。
毎回飲み物を買う人と水筒(マイボトル)を持参する人では、どれくらい出費の差があるのか気になっている人もいるのではないでしょうか。
今回は、水筒を持参するメリットや節約効果、無理なく続けるコツや注意点を解説します。
水筒の持ち歩きに興味がある人や、習慣化できるか不安な人はぜひ参考にしてください。
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水筒を持参するメリット
水筒の持参には、以下のメリットがあります。
・ 飲み物代の節約になる
・ ペットボトル容器のごみを削減できる
・ 好きな飲み物を飲める
コンビニや自動販売機で飲み物を買うことが習慣になっている人は、水筒の持参で飲み物代を節約できます。
同時に、ペットボトル容器を削減できるため、環境維持に役立って一石二鳥です。
また、水・緑茶・紅茶・コーヒーなど、好きな飲み物を持ち歩けることも魅力です。
水筒持参でどれくらい節約になる?
水筒持参による節約効果は、何を入れるかによって変わります。
水筒持参によって飲み物代をどれくらい節約できるのか、チェックしてみましょう。
水・麦茶・コーヒーを500ml持ち歩く際の節約効果は、下記の通りです。
費用 | 計算方法 | |
水(水道水) | 約0.1円 | 水道水1ℓ約0.2円÷2 |
麦茶(水出し) | 約1.6円 | (水道水1ℓ約0.2円+麦茶パック約3円)÷2 |
コーヒー(粉末) | 約24.6円 | 粉末コーヒー7g※約24.5円+水道水約0.1円 |
※210g入り750円、140mlに対して2g使用する商品の場合
参照元:千葉県 その5「水道水」を飲むのって、実はかしこい?
わが家では、業務スーパーの50~54袋入り約150円の麦茶パックを使っています。
1袋(1ℓ)あたり約2.7~3円でコスパ抜群です。
コーヒーの場合は、お湯を沸かす光熱費や好みで砂糖などを入れる場合は別途コストがかかります。
電気ケトルでお湯を沸かす場合にかかる電気代は、1ℓあたり約2.6円です。
コンビニや自動販売機で飲み物を買うとなれば、1本100~150円ほどかかります。
水筒持参による1か月あたりの節約効果は、下記の通りです。
コンビニや自動販売機 | 水筒 | 節約額 | |
水 | 100円×30日=3,000円 | 約0.1円×30日=約3円 | 約2,997円 |
麦茶 | 100円×30日=3,000円 | 約1.6円×30日=約48円 | 約2,952円 |
コーヒー | 150円×30日=4,500円 | 約24.6円×30日=約738円 | 約3,762円 |
1か月約3,000円節約できれば、年間3万6,000円の節約につながります。
水筒を買ったらどれくらいで元が取れる?
水筒の価格は、性能やデザインによってさまざまです。
ニトリでは、530mlステンレスボトル(保温・保冷)が999円で販売されています。
710ml・940mlサイズもあるため、スポーツをする人や部活があるお子さんにもぴったりです。
水筒持参は1か月約3,000円の節約効果があるため、3,000円の水筒を購入しても1か月程度使えば元が取れる計算です。
水筒持参を無理なく続けるコツ
水筒持参には、「めんどくさい」「手間がかかる」などのイメージを持つ人もいます。
実際にやってみたけれど続かなかったという人も少なくありません。
水筒持参を無理なく続けるためには、次の3つがポイントです。
1. 洗いやすい水筒を選ぶ意識する
2. 給水スポットを活用する
3. できるときだけ持参する
パーツがいくつもあったり口径が狭かったりすると、洗いにくく手入れが面倒になります。
見た目の好みだけで選ばずに、使いやすさや洗いやすさもチェックしましょう。
水筒の飲み物だけでは足りなくなることもあります。
そんなときは、給水スポットを探せるアプリ「mymizu」「水–MUJI Life」などの活用がおすすめです。
職場にお湯があれば、スティックタイプのインスタントコーヒーやティーパックで飲み物を補充することもできます。
水筒を持ち歩く際の注意点
水筒の中身は、好きな飲み物を入れることができます。
しかし、水筒によっては入れてはいけない飲み物もあるため注意しましょう。
スポーツドリンクや炭酸飲料を入れたい人は、対応している水筒を選ぶことが大切です。
コーヒーはパッキン部分などに色やにおいが付きやすいため、気になる場合はコーヒー専用の水筒を用意すると安心です。
水筒は直接口を付けて飲むことが多く、容器をしっかり洗えていないと雑菌が体内に入りやすくなります。
雑菌の繁殖を防ぐためにも、柄が付いたボトル専用スポンジなどでしっかり洗うことが重要です。
水筒によってお手入れ方法が異なるため、事前に確認しておきましょう。
ストレスを感じない程度に水筒の持参を続けてみよう
水筒を持参することで、飲み物代を大幅に節約できます。
しかし、水筒を洗う手間や荷物になるなどのデメリットがあります。
毎日水筒持参にしなくても、2日に1回、1週間に1回でも十分節約やエコにつながります。
水筒持参がストレスにならないように、「持って行ける日だけ持参する」のように気楽に始めてみましょう。(執筆者:成田 ミキ)
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