からあげやフライなどを作ると、揚げ物油の処理が面倒に感じる人も多いのではないでしょうか。
揚げ物油をうっかり排水溝に流してしまうと、環境に悪影響なだけでなく生活に支障をきたすこともあります。
今回は、100均の揚げ物油処理アイテムのコスパを比較します。
お金をかけずに揚げ物油を処理する方法も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
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揚げ物油を排水溝に流してはいけない理由
揚げ物油を排水溝に流してはいけない理由は、次の3つです。
2. 悪臭の原因となる
3. 排水管や下水道が詰まる
揚げ物油などの動植物油は、分解速度が遅く川や海に流れ込むと生物に悪影響を及ぼします。
また、腐敗した油が悪臭の原因となったり、油が冷えて固まって水の流れが悪くなったりします。
排水管が詰まれば、洗浄作業や排水管の交換などが必要となり、大きな出費になるので注意しましょう。
揚げ物油は排水溝に流さず、適切に処理することが大切です。
100均の揚げ物油処理アイテムのコスパを比較
100均の揚げ物油処理アイテムの多くは、110円で販売されています。
商品を入れるだけで揚げ物油を吸着または凝固できるため、手軽に処理できます。
ここでは、ダイソーで購入できる揚げ物油処理アイテムのコスパを解説します。
容量 | 吸収できる油の量 | 油100mlあたりのコスパ |
わたぐも 12g | 600ml | 約18.3円 |
油吸ってポイ 130ml用×10個 | 1,300ml | 約8.4円 |
てんぷら油凝固剤 650ml用×5袋 | 3,250ml | 約3.3円 |
※すべて110円商品
吸収できる油の量に注目すると、「てんぷら油凝固剤」のコスパが抜群です。
ただし、1袋に対する油の量が多いため、油の量に合わせて商品を使い分けることがおすすめです。
「わたぐも」は、必要な分だけちぎって使えます。
他の商品と比べるとコスパは劣りますが、お弁当作りや揚げ焼きなどに使った少量の油を処理したいときに便利です。
お金をかけずに揚げ物油を処理する方法
揚げ物油は、オイルポットなどに保管して再利用できます。
ただし、揚げた食材や時間などによっては劣化が進んだり、空気に触れることで酸化したりします。
蓋ができる容器に入れて冷暗所で保管し、できるだけ早く使い切ることが大切です。
また、身近なものを活用したりサービスを利用したりすることで、お金をかけずに揚げ物油を処理できます。
主な揚げ物油の処理方法は、下記の通りです。
1. 新聞やウエスに吸わせる
牛乳やジュースなどが入っていた紙パック、またはビニール袋に、丸めた新聞紙やウエスを入れ、冷めた揚げ物油を入れて吸わせます。
自然発火を防ぐために少量の水を加え、口を粘着テープなどでしっかり留め、可燃ごみとして捨てます。
トラブルを避けるためにも、事前に自治体のゴミ回収ルールを確認しておきましょう。
2. 回収ステーションに持ち込む
自治体によっては、揚げ物油の無料回収を行っている場合があります。
回収された油は、車の燃料や塗料、石鹸などにリサイクルされます。
お住いの地域に回収ステーションがないかどうかチェックしてみましょう。
リサイクルプロジェクト「TOKYO油田2017」では、東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・静岡に回収ステーションが設けられています。
回収方法・回収ステーションは、ホームページから検索できます。
便利なアイテムやサービスを利用して節約&エコにつなげよう
料理に使った油は、コスパが良い油処理アイテムを使ったり、回収サービスを利用したりすることで処理費用を節約できます。
「油を排水溝に流さない」「回収ステーションに持ち込む」ことはエコにもつながるため、揚げ物油の処理方法を見直してみましょう。(執筆者:成田 ミキ)
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