現在、マイナポイント第2弾が実施中です。
「なかなか2万円分もらえない」と、やきもきしている方も多いのではないでしょうか。
今回、 公金受取口座の登録で動きがあったので、解説します。
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「マイナポイント第2弾」実施中
≪画像元:マイナポイント事務局≫
「マイナポイント第2弾」が実施中です。
・ 申し込んだキャッシュレス決済サービスでのチャージ・購入:5,000円分
・ 健康保険証としての利用申込:7,500円分
・ 公金受取口座の登録:7,500円分
の3本柱で、合計2万円分のポイントがもらえます。
このうち、現在のところポイントがもらえるのは、「申し込んだキャッシュレス決済サービスでのチャージ・購入」しかありません。
「公金受取口座の登録」で動きあり
マイナポイント第2弾に、新たな動きがありました。
3月28日より、マイナポータルで公金受取口座の登録が開始されたのです。
「公金受取口座登録制度」とは?
≪画像元:デジタル庁≫
「公金受取口座登録制度」とは、給付金・年金・児童手当・所得税の還付金などを受け取るために使う銀行口座を、国(デジタル庁)に登録する制度です。
申請するたびに銀行口座の情報を提出するのは、役場も私たちも大変です。
銀行口座を登録しておけば、申請の都度、銀行口座の情報を提出したり、役場で確認したりする手間がありません。
任意ですから登録しなくてもOKですが、登録しないと7,500円分のポイントはもらえません。
確定申告の際に登録することはすでに可能
≪画像元:デジタル庁≫
2022年の1月4日より、マイナンバーカードを使ったe-Taxによる所得税の確定申告で、申請することはすでに可能でした。
登録申請する場合は、公的給付支給等口座に「登録する」を選択して確定申告をすればOKです。
これで登録した方もいるのではないでしょうか。
金融機関の窓口などでの登録は、来年度下期以降に開始予定です。
「マイナポータル」で公金受取口座を登録する流れ
≪画像元:デジタル庁≫
3月28日からは、マイナポータルからも公金受取口座を登録できるようになりました。
ここでは、マイナポータルで公金受取口座を登録する流れを、分かりやすく紹介します。
【STEP 1】まずは必要なものを準備
登録するには、以下のものが必要です。
・マイナンバーカード(数字4桁の暗証番号も)
・マイナンバーカード読取対応のスマホ(または、パソコン・ICカードリーダライタ)
・マイナポータルアプリ
【STEP 2】登録を始める
≪画像元:デジタル庁≫
マイナポータルにログインします。
ログインしたら、「公金受取口座の登録・変更」、またはメニューから「口座情報の登録・変更」をタップしてください。
【STEP 3】マイナンバーカードを読み取る
≪画像元:デジタル庁≫
「口座情報の確認」が表示されたら、「マイナンバーカードを読み取る」ボタンを押します。
スマホ、またはPCと接続のICカードリーダライタで、マイナンバーカードを読み取ってください。
読み取ったマイナンバー、氏名、生年月日、住所を確認したら、「確認する」ボタンを押します。
【STEP 4】口座情報の登録状況を確認する
≪画像元:デジタル庁≫
「口座情報の登録状況」が表示されます。
e-Taxで登録していない人は、「口座情報は未登録です」と記載があるでしょう。
「口座情報を登録する」ボタンを押し、登録についての説明を確認したら「次へ」を押してください。
【STEP 5】情報を登録する
≪画像元:デジタル庁≫
まずは、氏名カタカナ、電話番号、メールアドレスといった本人情報を入力します。
住所や生年月日は、マイナンバーカードから読み取った情報が表示されますので、入力の必要はありません。
「次へ」ボタンを押して、金融機関・支店・口座種別・口座番号といった口座情報を入力してください。
入力が終わったら、「確認する」ボタンを押します。
【STEP 6】入力内容を確認する
≪画像元:デジタル庁≫
口座情報の照会が行われ、本人情報・口座情報の入力内容が表示されます。
確認したら「次へ」ボタンを押してください。
口座情報登録の同意確認の内容を確認したら、「登録する」ボタンを押します。
これで、登録できました。
公金受取口座の登録に関する注意点
公金受取口座の登録、少し難しいかもしれません。
登録の際に手間取らないように、こちらの注意点を読んでおいてください。
PCから登録する人の注意点
Microsoft Internet Explorer、Microsoft Edge Internet Explorerモードのブラウザには、現在、公金受取口座の登録が対応していません。
Google Chromeなど、他のブラウザをご利用ください。
登録可能な口座
登録可能な口座は、以下のいずれかです。
・普通預金口座・普通貯金口座(JAバンク、JFマリンバンクなど)・通常貯金口座(ゆうちょ銀行)
・当座預金口座・当座貯金口座(ゆうちょ銀行は振替口座)
・総合口座(普通預金・普通貯金を取り扱うもの)
上記以外の口座は、登録できません。
ゆうちょ銀行口座を登録する場合
≪画像元:デジタル庁≫
ゆうちょ銀行は、他の金融機関と口座番号の仕組みなどが若干異なり、クセが強いです。
記号5桁と番号8桁を入力してください。
記号と番号の間に、数字が入っている口座もあるかもしれません。
その場合も、間に入っている数字は入力しないでください。
登録者と口座名義人は同一でなければならない
子どもでも、マイナンバーカードを持つことはできます。
ただし、登録者と口座名義人は同一でなければなりません。
口座を持っていない子どもの代わりに、親の口座で子どものマイナンバーカードを登録することはできません。
屋号が入っている口座は登録不可
公金受取口座として登録できる口座は、口座名義人が登録者本人と同一の口座です。
口座名義に屋号が入っている口座は、登録できません。
公金受取口座の登録によるポイント付与は6月以降
今回は、マイナポータルから公金受取口座を登録することについて、紹介しました。
これだけで、7,500円分のポイントがもらえます。
ただし、公金受取口座の登録によるポイント付与は、健康保険証としての利用申込と同様、6月ごろを予定しています。
すぐにはもらえませんので、とりあえず登録だけしておいて、ポイント付与を待ちましょう。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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