ドコモ経済圏の人にとって、「dカードGOLD」は欠かせません。
そこで今回は、dカードGOLDのメリットだけでなく、デメリット・注意点を解説することで、カード選びの参考にしていただきたいと思います。
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dカード GOLDのメリット8つ
まずは、dカード GOLDのメリットを解説しましょう。
【メリット1】クレカ・電子マネー・ポイントカード・タッチ決済の1枚4役
≪画像元:NTTドコモ≫
dカードGOLDは、クレジットカード・電子マネー「iD」・dポイントカード・タッチ決済の1枚4役です。
カード裏面にdポイントカードのバーコードがあり、カード1枚でポイント二重取りができます。
電子マネー「iD」やタッチ決済利用でも1%還元を受けられ、後払い式なのでチャージの手間もありません。
【メリット2】dカード特約店ならさらにポイントが貯まる
≪画像元:NTTドコモ≫
dカードGOLDは、100円利用するごとにdポイントが1ポイント還元されます。
これだけでも十分ですが、以下のdカード特約店で利用すると、さらにポイントが貯まります。
・ マツモトキヨシ:3%還元
・ ノジマ:1%還元+3%引き
・ スターバックスカード(オンラインチャージ):4%還元
【メリット3】ドコモ利用料金が10%還元
≪画像元:NTTドコモ≫
dカードGOLD会員は、ドコモのケータイ/ドコモ光の利用金額1,000円(税別)ごとに、dポイント100ポイントが還元されます。
毎月1万円(税別)を12か月利用すると、年間1万2,000ポイント貯まり、年会費の元が取れますよ。
「ドコモでんきGreen」も10%還元
≪画像元:NTTドコモ≫
ギガホ・ギガライト・ahamoの利用者が、ドコモでんきGreenも利用すると、電気料金100円(税別)につきdポイント10ポイントが還元されます。
地域電力よりも基本料金が500円高いものの、電力量料金は地域電力と変わりません。
「ahamo」ではデータ容量+5GB&dカードGOLD利用料金10%還元(上限月300ポイント)
≪画像元:NTTドコモ≫
「ahamo」利用者は、ケータイ料金の10%還元がありません。
その代わり、dカードGOLD利用料金100円につき、10ポイント還元されます(上限は月300ポイント)。
また、ahamoの利用料金の支払い方法をdカードGOLDに設定すると、データ容量5GBが毎月プレゼントされます。
もともとのデータ容量20GBと合わせて25GB、十分ではないでしょうか。
【メリット4】(6/3より)dカードGOLD特典分の還元も「dポイントクラブ」のランクアップ対象に
≪画像元:NTTドコモ≫
2022年6月3日、「dポイントクラブ」がリニューアルします。
現在よりも、さらに貯めやすくなる印象です。
現在、ステージの判定対象となるdポイントに、「dカードGOLD特典分の還元ポイント」は含まれていません。
リニューアル後は、これが含まれるようになります。
ドコモ利用金額の10%還元は、ランクアップに大きな助けですね。
【メリット5】「dカードお支払割」でドコモ利用料金が月187円お得に
≪画像元:NTTドコモ≫
ドコモケータイ料金・ドコモでんき利用料金の10%還元は、dカードGOLDで支払う必要はありません。
他のクレジットカードで支払っても、そのクレカのポイント還元などの特典を受けられます。
しかし、ドコモ利用料金をdカードGOLDで支払うと、「dカードお支払割」の対象です。
対象プランをdカードGOLDで支払うと、月187円引きとなります。
1%還元の他のクレカで月187円お得になるには、月1万8,700円支払わなければなりません。
そう考えると、お得な割引ですね。
【メリット6】最大10万円のdカードケータイ補償
≪画像元:NTTドコモ≫
dカードGOLDには、3年間最大10万円のケータイ補償が付いています。
紛失・盗難・修理不能(水濡れ・全損)などが対象です。
同一カラー・同一機種のスマホ(ない場合はドコモ指定の端末)をdカードGOLDで購入すると、後日返金されます。
通常のdカードは購入後1年以内、最大1万円と比較すると、充実補償です。
【メリット7】年100万円以上利用で年会費を超える特典がもらえる
≪画像元:NTTドコモ≫
dカードGOLD会員限定で、「dカードGOLD年間ご利用額特典」があります。
dカードGOLDを年間100万円以上利用すると1万1,000円相当、200万円以上利用すると2万2,000円相当の、選べる特典がもらえるものです。
ケータイ購入割引クーポン、メルカリクーポンなどがあります。
【メリット8】コスパの高い家族カード
≪画像元:NTTドコモ≫
dカードGOLDの本会員の年会費は1万1,000円ですが、家族カードの1枚目は年会費がかかりません。
2枚目以降も年会費1,100円/枚と、維持コストが安いです。
一般的に、家族カードは本会員カードよりもスペックが落ちますが、dカードGOLDはそんなことありません。
「dカードGOLD年間ご利用額特典」がないくらいで、それ以外は本会員カードと同スペックです。
dカード GOLDのデメリット・注意点4つ
全てにおいて完璧なクレジットカードは存在しません。
dカードGOLDにも、もちろんデメリットや注意点がありますので、解説しましょう。
【デメリット・注意点1】ドコモを利用していない人にはお得が少ない
ドコモを利用していない人にとっては、dカードGOLDはさほどお得がないかもしれません。
10%還元も受けられませんし、ケータイ購入クーポンも使えません。
「dカードお支払割」も対象外です。
【デメリット・注意点2】ポイント対象外が結構多い
多くの利用先で1%還元を受けられるdカードGOLDですが、以下のようなポイント還元対象外もあります。
・ ドコモケータイ/ドコモ光料金
・ ドコモの端末故障修理代金
・ ドコモのバリューコースにおける分割支払金/分割払金
・ NTTファイナンスおまとめ請求
・ 電子マネーへのチャージ
・ 国民年金保険料
特に注意したいのが、ドコモケータイ/ドコモ光料金をdカードGOLDで支払っても、1%還元を受けられない点でしょう。
dカードお支払割の月187円引きは受けられます。
電子マネーへのチャージは軒並み対象外ですので、他の手段を検討してください。
【デメリット・注意点3】年会費が高い
dカードGOLDの年会費は1万1,000円です。
お得なサービスが多いカードだとしても、最近の趨勢から考えると高いです。
ドコモサービスでガンガン還元を受けないと、元を取れないかもしれません。
【デメリット・注意点4】キャッシュレス診療が使えない
dカードGOLDの海外旅行傷害保険には、キャッシュレス診療サービスが付帯していません。
キャッシュレス診療とは、海外の医療機関で治療を受ける際、被保険者の代わりに保険会社が治療費を支払ってくれるサービスです。
病気やけがで治療中、お金の心配をしなくていいのは大きなメリットです。
もちろん、帰国後に保険会社に治療費を請求すればいいのですが、手続きが面倒です。
なにより、いったん自分で立て替えなければならないのは、金銭的に大きな負担となります。
「ドコモ経済圏住民」は持って損はなし。それ以外の人は慎重に検討を
dカードGOLDは、ドコモ利用料金が10%還元、dポイント加盟店でポイントがザクザク貯まるなど、ドコモ経済圏の人は持っていて損はありません。
一方、ドコモ経済圏の住民でない人にとって、お得度は決して高くありません。
慎重に検討して、カードを選びましょう。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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