いつもの節約メニューに飽きてきて「新しいメニューに挑戦したい」と思いませんか。
なかなか旅行に行けない今、気分だけでも味わいたいそんな方におすすめなのがアジア料理です。
特にワンプレートでメインに一品となるご飯ものは「アジアごはん」として、最近注目を集めています。
実は意外と簡単に作れるものが多く、屋台で提供されるメニューが原点なので材料費も安くつきます。
今回は、家にある調味料とスーパーで入手できる食材で作れる節約アジアごはんのレシピを4つ紹介します。
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(1) ナンプラーなしでも作れる ガパオライス
ガパオライスは鶏肉とバジルと使った、タイの国民食ともいえるメジャーな料理です。
「ガパオ」とはバジルのことで、細かく刻んだ鶏肉を炒めてバジルや調味料などで味付けし、ご飯にのせて食べます。
本場ではナンプラーを使うのが定番ですが、ナンプラーがなくても醤油とオイスターソースなどでおいしく作ることができます。
【材料】(4人分)
ご飯 茶碗4杯分
鶏ひき肉 300g(78円/100g 234円)
卵4個(39円)
玉ねぎ 1個(29円)
ピーマン 1個(19円)
パプリカ1/2個(49円)
バジル 5枚(25円)
にんにくのみじん切り 1片分(8円)
しょうゆ 大さじ2
オイスターソース 大さじ1
砂糖 小さじ1
サラダ油 適量
※材料費は筆者調べの最安値で4人分403円、1人分換算で約101円です。(調味料除く)
作り方
(1) 玉ねぎ、ピーマン、パフリカはそれぞれ縦半分に切って、さらに縦に細く切る。バジルは大きめにちぎっておく。
(2) フライパンにサラダ油をひき、半熟の目玉焼きを作って、別の皿にとっておく。
(3) (2)のフライパンを綺麗にして、再びサラダ油を入れ、にんにくを入れて弱火で炒める。
にんにくの香りが立ったら、中火にして鶏ひき肉をほぐしながら色が変わるまで炒める。
(4) (1)の玉ねぎ、ピーマン、パプリカを入れてさらに炒める。
(5) 野菜がしんなりしたらしょうゆ、オイスターソース、砂糖を加え、汁気が少なくなってきたらバジルを加えてさっと炒める。
(6) 器にご飯を盛り、(5)と(2)の目玉焼きをのせて出来上がり。
※さっぱり味が好みの方はレモンを添えて、辛いのが好きな方は、炒める際に赤唐辛子を一緒に入れるのがおすすめです。
(2) 炊飯器で作るシンガポールチキンライス
鶏の出汁で炊いたご飯の上に鶏肉を盛り付け、タレをかけて食べるシンガポールチキンライスは、東南アジアの定番料理です。
海南鶏飯やカオマンガイとも呼ばれ、日本でもおなじみになりつつあります。
【材料】(4人分)
米2合
鶏もも肉 500g(78円/100g 390円)
長ねぎ 1本(98円)
レタス 4~6枚(15円)
きゅうり 1/2本(15円)
ミニトマト(またはトマト)4個(30円)
しょうがチューブ 2㎝ぐらい
塩 小さじ1/2
鶏ガラスープの素 大さじ1
酒 大さじ1
◎しょうゆ 大さじ2
◎酢 大さじ2
◎砂糖 小さじ2
◎ごま油 小さじ2
※材料費は4人分548円、1人分換算で約137円です。(調味料除く)
作り方
(1) 鶏肉はしょうがと塩を揉みこんで10分ほど置く。
長ネギは青い部分と白い部分に分けておく。
レタス、きゅうり、トマトは食べやすい大きさに切る。
(2) 炊飯器に洗った米、鶏ガラスープの素、酒を入れ、2合の線の少し下まで水を入れて軽く混ぜる。
(3) (2)に鶏肉、長ネギの青い部分を入れ、普通に炊飯する。
(4) 長ネギの白い部分をみじん切りにし、◎と混ぜ合わせてタレを作る。
(5) (3)が炊きあがったら、鶏肉と長ネギを取り出し、全体を混ぜ合わせる。鶏肉は食べやすい大きさに切る。
(6) 器にご飯、鶏肉、レタス、きゅうり、トマトを盛り付け、(4)のタレをかける。
※鶏肉と長ネギから水分が出るので、水は炊飯器の線の8割程度を入れるのがコツです。
(3) お手軽ビビンバ
ビビンパは日本でも人気の韓国料理です。
ナムル作りが面倒だと敬遠する方も多いのですが、使う野菜は3種類でも彩りよく、おいしく食べられます。
また、もやしのナムルはレンジで作ることができ、節約・時短の両方がかなうレシピです。
【材料】(4人分)
ご飯 茶碗4杯分
牛豚合いびき肉 300g(98円/100g 296円)
キムチ 適量
◎しょうゆ 大さじ1
◎酒 大さじ1
◎砂糖 大さじ1
◎コチュジャン 大さじ1/2
◎にんにくチューブ 1㎝
◎しょうがチューブ 1㎝ぐらい
ごま油 大さじ1
【小松菜と人参のナムル】
小松菜 1/2杷(39円)
人参 1/3本(10円)
☆しょうゆ 大さじ1/2
☆ごま油大さじ1/2
☆鶏ガラスープの素 小さじ1/2
☆にんにくチューブ 0.5㎝
いりご 適量
【もやしのナムル】
豆もやし1/2袋(30円)
塩 ひとつまみ
砂糖 ひとつまみ
□ごま油大さじ1
□鶏ガラスープの素 小さじ1/2
□にんにくチューブ 0.5㎝
いりごま 適量
※材料費は4人分375円、1人分換算で約94円です。(調味料除く)
作り方
【小松菜と人参のナムル】
(1) 小松菜は3㎝の長さに、人参は3㎝の長さに切って太めの千切りにする。
(2) ボウルに☆を混ぜ合わせておく。
(3) (1)の小松菜と人参を少量の塩(分量外)を加えた熱湯で茹で、しっかりと水気を切り、(2)のボウルで和える。仕上げにいりごまをふる。
【もやしのナムル】
(1) 豆もやしはさっと洗い、耐熱容器にふんわりとラップをして600wで3分加熱する。
(2) 豆もやしが熱いうちに塩と砂糖をふり、混ぜ合わせて下味をつける。
(3) □の調味料を加えて和える。仕上げにいりごまをふる。
【ビビンバの具】
(1) ◎を混ぜて、合わせ調味料を作っておく。
(2) フライパンを中火で熱してごま油をひき、合いびき肉を加えてほぐすように炒める。
(3) 合いびき肉の色が変わったら (1) の合わせ調味料を加え、全体的に混ぜながら汁気がほとんどなくなるまで炒め合わせる。
(4) 器にご飯を盛り、具、ナムル、キムチを盛り付け、お好みでコチュジャンを添えて完成。
※予算に余裕があれば温泉卵や卵黄、好みでキムチを増量してもおいしいです。
もやしナムルは倍の量で作れば、作り置きおかずとしても活躍します。
(4) 屋台の味 魯肉飯(ルーローハン)
トロトロに煮込まれた豚バラ肉と煮汁をたっぷりとかけた、台湾の屋台料理を代表するローカルフード。
オイスターソースと五香粉が味の決め手です。
豚バラブロックが特売の日に作れば、コスパ抜群のボリュームたっぷりのメインになります。
【材料】(4人分)
豚バラブロック肉 500g(128円/100g 640円)
ゆで卵(半熟) 2個(19円)
小松菜やチンゲン菜などの青菜 1/2杷(39円)
白ネギ 1/2本(49円)
にんにくのみじん切り 1片分(8円)
片栗粉 大さじ1
◎しょうゆ 大さじ2
◎砂糖 大さじ2
◎酒 大さじ2
◎オイスターソース 大さじ1
◎にんにくチューブ 2㎝
五香粉 1つまみ~小さじ1/4(お好みで)
水 100ml
サラダ油 適量
※材料費は4人分751円、1人分換算で約188円です。(調味料除く)
作り方
(1) 豚バラブロック肉は1cm角に切り、塩こしょう、片栗粉をまぶしておく。長ネギは粗めのみじん切りにする。
青菜は食べやすい大きさに切る。
(2) ◎を混ぜて、合わせ調味料を作っておく。
(3) 中華鍋や深めのフライパンにサラダ油を入れ、にんにくを弱火で炒める。
にんにくの香りが立ったら、中火にして豚バラ肉を加えて焼き付ける。
(4) 豚バラ肉の表面の色が変わったら、長ネギを加えて炒める。
長ネギがしんなりしたら、ゆで卵、◎の調味料と水100mlを加えて弱火にし、とろみがつくまで10分ほど煮る。
7分経ったあたりで青菜を加えて火を通す。
仕上げに五香粉をふり、混ぜ合わせて火を止める。
(5) 器にご飯を盛り、ゆで卵を半分に切り、他の具や煮汁ともにご飯にのせて出来上がり。
※短い煮込み時間でトロトロにするには、細かく切った豚バラ肉に片栗粉をまぶすのがポイントです。
五香粉は八角、シナモン、クローブ、花椒、陳皮などを配合した中華料理でよく使われるスパイスで、これをいれるとグッと本場の味になります。
一皿で旅気分 アジアごはんは節約の強い味方
今回紹介した料理はどれもボリュームがあり、1人分200円以下で夕食のメインになります。
手軽な副菜や冷蔵庫の余った野菜で作ったスープなどを合わせて、お腹も大満足の節約メニューが完成です。
行ってみたい国や旅の思い出の味は、アイデア次第で意外と簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてください。(執筆者:加納 愛菜)
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