コロナ禍でも日米の株価が上がり続けていて、株式投資に興味を持たれた方は多いでしょう。
「投資はしたいけど損するのが怖い」などの理由で投資をためらっている方で、関東の1都3県に在住の方は、本記事を読んで株主優待投資から始めてみてはいかがでしょうか。
株主優待とは、株主になることで年に1~2回程度感謝の気持ちとしていただけるものです。
食事券、レジャー施設利用券、その会社の新商品、クオカードなどがあります。
株主優待は生活費の節約につながる家計の味方となるほか、レジャー先で使うなど楽しみが増えるメリットもあります。
本記事では関東都市圏在住者が株主優待投資をするメリット3つをご紹介します。
メリット1:実店舗が多く利用しやすい
あなたの最寄り駅の近くにはどんなお店がありますか。
おそらくマクドナルド、ドトールコーヒー、ガスト、吉野家など有名なチェーン店のお店がいくつかあるでしょう。
今紹介したお店、全て株主優待が利用できます。
関東都市圏在住者が株主優待投資をするメリット1つ目は、
です。
特に飲食の株主優待は実店舗がないと利用することがかなり難しいので、関東都市圏在住者は本当に恵まれていると言えます。
私は株主優待が到着したとき利用可能店舗を調べるのですが、関東都市圏にお店が集中し、地方には1店舗以下なんてこともザラにありました。
テレビで見かける株主優待投資家の方のように、自転車で駆け回る必要はありません。
有名チェーン店ならあなたの地元できっとみつかるはずです。
メリット2:人気レジャー施設が近い
関東都市圏にある人気レジャー施設と言えば、東京ディズニーリゾート、サンリオピューロランド、東京サマーランド、八景島シーパラダイスなどたくさんの楽しいレジャー施設があります。
今紹介したレジャー施設は全て株主優待でお得に利用することが可能です。
【レジャー施設と株主優待銘柄】
・ 東京ディズニーリゾート:オリエンタルランド(4661)、バリューHR(6078)※
・ サンリオピューロランド:サンリオ(8136)、バリューHR(6078)※
・ 東京サマーランド:東京都競馬(9672)
・ 八景島シーパラダイス:バリューHR(6078)※
※バリューHRの株主優待であるカフェテリアポイントで施設利用券などと交換可能です。
お子さんのいる家庭ではレジャー施設に行くたび結構な出費になりますよね。
少しでも出費を抑えるためには株主優待を利用しましょう。
特にバリューHRの株主優待はレジャー施設利用券などと交換できるカフェテリアポイントがもらえ、おすすめです。
お好きなレジャー施設で利用してみてはいかがでしょうか。
バリューHRの株主優待の詳細は、バリューHRのHPよりご確認ください。
レジャー施設利用券の他にも医薬品や検診の予約まで、多種多様な商品・サービスと交換できる魅力あふれる株主優待です。
メリット3:実店舗のにぎわいをチェックして投資判断に利用できる
株価はその企業の業績によって上下します。
業績が良ければ株価は上昇しやすいのです。
業績をチェックするには決算やその企業が公表する情報を調べる必要があるのですが、投資初心者には少し難しいかもしれません。
そこで投資初心者の方は、街に出て、どんなお店がにぎわっているかチェックしてみることをおすすめします。
例えば私の場合、コロナ禍でも売れているお店を探してみました。
街へ出ると、あるお店だけいつもテイクアウト待ちの行列ができていることを発見します。
そのお店は「からやま」というからあげ専門店です。
家に帰って調べてみるとアークランドサービス(3085)のお店と分かったので、昨年の秋に投資し半年ほど保有し、少額ですが利益を出すことに成功しました。
お宝銘柄はブーム後の下落に注意
この投資法でごくまれにお宝銘柄を見つけることができます。
ちょっと前になりますがペッパーフードサービス(3053)が例です。
テレビでいきなりステーキが取り上げられ、いろいろな街に店舗が増え始めた2017年頃は、いきなりステーキの勢いがすさまじかった記憶があります。
ランチ時間帯には行列ができていて、立ち食いステーキという斬新なスタイルも受けていました。
絶好調の業績を受けて、2017年当時の株価は10倍以上も上昇するテンバガー銘柄となりました。
ペッパーフードサービス週足チャート(2016年12月30日~2021年9月24日)
ただし、チャートを見てお気づきと思いますが、ブームが終了すると株価もバブルがはじけたように下落します。
「近場に店舗が増えすぎている」
このような悪い変化が見られたら、株を売って利益を確定させましょう。
株主優待は家計の味方
私が株主優待投資をやってよかったと思う1番の理由は、節約になることです。
土日に家族でお出かけして外食すればマックやコロワイドの株主優待を利用し、服を買うときはアダストリアなどの株主優待を利用します。
家族でレジャーに行くときも、株主優待を利用できる場合は利用して節約レジャーを楽しんでいます。
入園料を節約するだけでレジャー自体はまったくケチケチしたものにならず、普通に楽しめるのもメリットです。
最後に1点、株主優待投資は株式投資なので、株価は大きく下がる場合があります。
投資初心者の方は必ず余裕資金で投資を始めてください。(執筆者:株式ディーラー歴10年 勝越 晴)