2023年、東京オリンピック後の東京とは【Book】
オリンピック後の東京はどのような社会になっているだろうか。インターネットでぱっと検索してみると、「反動により不景気になる」という見方が多いようだ。小説『東京の子』は、そんな気になる近未来、オリンピック開催から3年後の東京を舞台にしている。
本書の設定では、世間の見方とは裏腹に、2023年はオリンピックの高揚感を残し好景気な社会のなかで、外国人労働者の受け入れが拡大し、東京の人口は増加している。現に、政府では昨年12月、外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改正案が成立し、公布された。本書は、すぐそこまで迫っている現実ともつながり、リアルな雇用問題や教育問題を描き出している。
パルクール(走る・跳ぶ・登るといった動作で移動する技)のパフォーマンスをYouTubeで配信して人気を得ていた舟津怜は、とある事情から自分の過去を隠し、「仮部諫牟(かりべいさむ)」の戸籍を買って新たな人生を歩んでいた。彼の仕事は、ベトナム料理店において、職場に来なくなった外国人労働者を説得して連れ戻してくること。彼は失踪したベトナム人、ファム・チ=リンを探すべく動き出す。
本書の主となる舞台で非常に面白い設定なのが、オリンピック競技施設の跡地に建設された、学生が働きながら学ぶ大学「東京デュアル」だ。この大学は約500社のサポート企業と提携し、実務を通して社会を学ぶために多くの学生が通うマンモス校である。
これはつまり、現在の企業インターンシップの延長線上にあると言えるだろう。私が通っていた大学では、複数の企業と提携し、企業担当者の指導のもと、一定期間のみ現場で仕事を経験できるカリキュラムが導入されていた。これをさらに大きくしていけば、「東京デュアル」のようになるのかもしれない。
こんな学校があったら確かに早いうちから実務を学べるし面白そう!それに卒業後、条件付きでそのまま入社することも可能というから、就活したくない学生にとっては好都合だ。
しかし!一方で、同校は学生から様々なものを奪っていると捉えることもできる。教育する場所であるはずの学校が働かせる場となり、教育が経営化してしまっているのも問題視される。本書でも、それぞれの捉え方の違いによりデモが巻き起こっていくので、どのような論争となるのか、注目して読んでみてほしい。
働き方や外国人労働者の雇用形態、教育などを考えさせられるテーマであると同時に、仮部の生き様、本来の自分を取り戻していく過程も見どころである。『東京の子』は、まさにパルクールのごとく駆け抜けるような爽快感があり、私たちの未来に希望を感じさせてくれる一冊だ。
(フィスコ 情報配信部 編集 細川 姫花)
『東京の子』 藤井 太洋 著 本体価格1600円+税 角川書店
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