錦織圭—勝敗をわけた、10年分の経験値—【Book】
「もうダメだ」その試合は誰もがそう思っていた。しかし、錦織は追い詰められた後に真価を発揮する選手だというデータもある。大丈夫だ、そう自分に言い聞かせ、手に汗握りながら画面越しに見守り続けた。
ネガティブなコメントがSNS上を駆け抜けるなか、ただ一人、錦織だけはひたすら前も見ていた。圧倒的ビハインドにも怯まず、怒涛の集中力で対戦相手であるブスタ(スペイン)を追いかける。劣勢とは思えない鋭いフットワークとプレースメントで観客を湧かせながらも、本人はいたって冷静。ギリギリの綱渡りのなかにある僅かなチャンスを逃さず、セットカウントを2-2のイーブンへと持ち直した!
そして最終セットがはじまった。家で、会社で、電車内で、スタバで、スマートフォン片手に応援するテニスファンの期待と不安は全て、一時間後にあらわれる結果を楽しみにしている証拠。何千キロ離れていても心が一つになれるスポーツというものは、やはり素晴らしい。がんばれ、ケイ!
ブレイク、ブレイクバック、そしてキープ…取られたら取り返すシーソーゲームが展開し、落ち着く暇もない。そして終盤、ゲームカウント5-4と王手をかけた錦織のサービスゲーム。緊張が最高潮に高まるこの場面、溢れんばかりの気持ちで相手選手はブレイクをもぎ取り、カウントを5-5に戻す。なんてメンタルだ…。
そしてゲームカウントは6-6と並び、今大会から採用された「10ポイント」タイブレークに突入した。10ポイント先取した選手に軍配が上がる局面になり、泣いても笑ってもこれが最後の攻防。
ポイントの先行を相手に許したまま試合が進み、カウントは8-5で相手リード。この状況を打開したい。そう考えたであろう錦織が強気にネットに詰めたとき、それは起こった。本当に、一瞬時が止まったようだった。
「アウト!」
ネットに触れて宙に浮かんだ相手のショットが錦織サイドに落ちた数コマの後、審判のコールが響いた。
死に物狂いでこのポイントを奪取したい相手は「チャレンジ」という3Dシステムで判定を確認したところ、誤審(実際はインでプレー続行するべき場面)だとわかった。しかし、当時の状況を踏まえたうえで、そのポイントは錦織に入ってカウントは8-6に。その進行に不満をあらわにした相手選手は抗議するが、主審には受け入れられなかった。流れを逃した相手は失速し、そのまま連続ポイントの10-8で、錦織が勝利を手にしたのだ!!
そんな紙一重の極限状態でも勝利を収めることができたのは、勝敗が決まるその一瞬まで、絶対に諦めない錦織の信念があったからに違いない。
1分だけ、試合開始が遅れていたら負けていたかもしれない。あと少し観客がうるさかったら、負けていたかもしれない。それはもう、奇跡の大逆転勝利だった。
いや、もしかしたら最後のタイブレークの出来事すら、起こるべくして起こったのかもしれない。そう考えると、たかが一勝、されど一勝。錦織圭の底力を垣間見ることができたのではないか。
今でこそトッププレイヤーとして君臨してはいるが、ずっと順風満帆だったわけではない。挫折を味わい、ときにはテニスから逃げたくもなり、数々の試練を乗り越えてきたからこその「今」だ。
そんな若かりし頃の私生活からテニスまで、錦織のご両親やIMGの協力を得てつくられたのが『錦織圭15-0』だ。どこよりもリアルに、成長の軌跡を描いている良書!
じゃあいつ読むか? 今でしょ!
(実業之日本社 編集本部 鏡 悠斗)
『錦織圭15-00』 神 仁司 著 本体価格1400円+税 実業之日本社
<HH>
「毎日が新しい1日」フリーマン、悪夢振り払う先制打 同僚とのタイトル争いは「チームとして」
二階堂ふみ、結婚後初の近影を投稿 白いうなじの美しい和服姿「日本の美」
「普通に投げれば打たれない」大谷翔平の登板にNHK解説が期待&提言「もう少し間を取って」
【甲子園】ベスト4出そろう 日大三は過去2度V、県岐阜商は1度 学校別優勝回数
【甲子園】県岐阜商、日大三との準決勝を前に練習 横山温大「切り替えてきました」と気合
49歳ママタレント「結婚するまで砂糖も塩も分からなかった」スタジオ騒然…どよめき止まらず
生見愛瑠の半身浴「20分はつかると決めています」減量話題の見取り図の盛山「7時間させられた」
災害時にも、日常にも。BLUETTI(ブルーティ)が「防災の日」を前に「ポータブル電源のある暮らし」を提案!害対策の重要性と推奨モデルを紹介、お得に購入できる「防災キャンペーン」も開催
大谷翔平、メジャー最速で120得点に到達、メジャー単独トップ独走中 2位ジャッジの97得点
小山慶一郎、高校受験失敗して姉が出したアイドル応募が芸能界きっかけ「1年後…3時間後に」
新幹線“キセル乗車” 驚がくの手口とは
水卜麻美アナ、生放送で突如号泣 スタジオ騒然 大粒の涙ボロボロこぼし「ごめんなさい…」
あのちゃんが実名告白「もっと笑顔にしたい」38歳元アナ女優「めっちゃ暗い、何かたまってる」
細木数子さんに「うるせーな、クソババア!」暴言吐いた62歳女性芸人「上から言われたので…」
「けしからん格好」23歳タレント“衝撃バストライン”に悶絶の声「奇跡のスタイル過ぎる」
大谷翔平が提訴された不動産巡る訴訟 投資会社が自社に全責任と主張「異議申し立ては根拠ない」
カンニング竹山「アッコにおまかせ」生放送を急きょ欠席 和田アキ子「さっき電話しましたけど」
<1分で解説>福山雅治さん、フジ「不適切会合」への出席認める
体の一部切除手術の起業家グラドル、大胆ピンク色のビキニ大公開!プールサイドに乗り上げ強調
松本人志飲み会参加元セクシー女優、怒りの投稿「こうゆう奴は地獄に落ちてほしい」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
新幹線“キセル乗車” 驚がくの手口とは
オードリー若林結婚で嫁の名前がソッコーで特定する動き始まる
水卜麻美アナ、生放送で突如号泣 スタジオ騒然 大粒の涙ボロボロこぼし「ごめんなさい…」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
大谷翔平と代理人バレロ氏が訴えられる、ハワイの高級リゾート住宅建設プロジェクトを巡り
二階堂ふみとカズレーザーが結婚を発表
あのちゃんが実名告白「もっと笑顔にしたい」38歳元アナ女優「めっちゃ暗い、何かたまってる」
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
サンモニ膳場貴子が「失言生謝罪」の青木理氏に“17文字”でコメント

「毎日が新しい1日」フリーマン、悪夢振り払う先制打 同僚とのタイトル争いは「チームとして」
二階堂ふみ、結婚後初の近影を投稿 白いうなじの美しい和服姿「日本の美」
「普通に投げれば打たれない」大谷翔平の登板にNHK解説が期待&提言「もう少し間を取って」
【甲子園】ベスト4出そろう 日大三は過去2度V、県岐阜商は1度 学校別優勝回数
49歳ママタレント「結婚するまで砂糖も塩も分からなかった」スタジオ騒然…どよめき止まらず
【甲子園】県岐阜商、日大三との準決勝を前に練習 横山温大「切り替えてきました」と気合
生見愛瑠の半身浴「20分はつかると決めています」減量話題の見取り図の盛山「7時間させられた」
災害時にも、日常にも。BLUETTI(ブルーティ)が「防災の日」を前に「ポータブル電源のある暮らし」を提案!害対策の重要性と推奨モデルを紹介、お得に購入できる「防災キャンペーン」も開催
大谷翔平、メジャー最速で120得点に到達、メジャー単独トップ独走中 2位ジャッジの97得点
小山慶一郎、高校受験失敗して姉が出したアイドル応募が芸能界きっかけ「1年後…3時間後に」