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ビットフィネックス、新しく改善された決済システムを導入【フィスコ・ビットコインニュース】


11日に法定通貨の米ドル、ユーロ、日本円、ポンドの入金を一時停止したことが報道されていたスイス拠点の仮想通貨取引所ビットフィネックスは、16日、新しく改善された法定通貨の入金システムを導入したと発表した。

この新しいシステムでは、顧客調査(KYC)を通過したユーザーは米ドル、ポンド、日本円およびユーロの入金を開始することができる。ただし入金を開始したい場合、事前に入金申請をする必要があり、その審査には48時間かかる可能性もあると発表されている。審査通過後、通知が届いてから入金を開始することができ、入金は6-10営業日以内に処理されるとしている。

ビットフィネックスは、今年5月よりプエルトリコに拠点を置くノーブル・バンク・インターナショナルを主要提携銀行としているとみられていたが、10月1日にブルームバーグが、同行がビットフィネックスなどの大口の顧客を失い買収先を探していると報道していた。これによりビットフィネックスが破産するのではないかとSNS上などで噂されることとなったが、ビットフィネックスは8日にこれを否定していた。

今月11日に同取引所が法定通貨の入金を一時停止したと報じられた後、法定通貨の残高がないユーザーはビットコイン(BTC)などのメジャーな仮想通貨取引をする場合、テザー(USDT)など他の仮想通貨建てで取引する以外方法がないという環境が生まれていた。これに伴い、同取引所上で米ドルペッグ通貨であるはずのテザー価格が下落して米ドルとの価格乖離が起こり、ビットコインなどの仮想通貨価格が高騰するという事態が起こった。新しい入金システムの導入で状況が改善されるか、今後の動向が注目される。




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