米イーストマン・コダック、コダックコインのホワイトペーパーを公開【フィスコ・ビットコインニュース】

映像機器大手米イーストマン・コダックが発行する仮想通貨「コダックコイン」のホワイトペーパーが公開された。9日付のブルームバーグによると、同社とブランド使用契約を結んでICO（仮想通貨を利用した資金調達）を実施する米ウェン・デジタルは8日、投資家となる候補者に向けてホワイトペーパーを送ったという。

ホワイトペーパーでは、ウェン・デジタルがコダックコインは投資を目的としないユーティリティトークンとして発行するつもりだと伝えている。ただし、米国証券取引委員会（SEC）の見解を確認する可能性があり、証券に該当すると判断された場合には証券法の対象と見なすとして、トークンのステータスを明らかにしなかった。

SECは7日に、証券に該当する仮想通貨の取引プラットフォームは、SECに登録をする必要があると警告。また1日には、SECが証券法違反の疑いがあるICOに関わる企業と個人に召喚状を送付したことが報じられるなど、ICOを巡る取締りが強まるなかでのホワイトペーパーの公開となった。

コダックコインの発行計画は1月9日に発表された。仮想通貨を活用し、写真家の活動を支援するサービスの立ち上げが目的とされている。当初、1月31日からコインの発行が始まる予定であったが、前日に延期が発表され、直後には株価が18％以上下落した。投資家にとっては待望のホワイトペーパー公開となった。




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