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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続伸、前日の好地合いを継ぐ流れ


10月20日のBRICs市場動向について、上海総合指数は前日比0.66%上昇し、3367.99ポイントとなった。中国経済の回復が懸念される中、政府が追加の経済対策を講じる見込みが高く、投資信託の手数料引き下げも発表された。一方、ロシアのMOEX指数は前日比1.28%下落し、続落。ウクライナからの攻撃や原油価格の下落が影響し、売りが優勢だった。インドとブラジル市場はこの日は休場。中国での経済政策への期待はあるものの、欧州の地政学リスクや米国からの圧力も懸念材料となっている。

*09:55JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続伸、前日の好地合いを継ぐ流れ 【ブラジル】
休場

【ロシア】MOEX指数 2596.89 -1.28%
20のロシア株式市場は3日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比33.62ポイント安(-1.28%)の2596.89となった。日中の取引レンジは2,596.06-2,665.79となった。

前半はプラス圏で推移したが、終盤は売りに押された。ウクライナ軍がロシア西部の軍事施設を狙い、米国製の長距離地対地ミサイル「ATACMS」を撃ち込んだとの発表が引き続き警戒され、売りは継続。また、原油価格の下落も資源セクターの圧迫材料となった。一方、最近の下落で値ごろ感が強まり、前半は買い戻しは優勢だった。

【インド】
休場

【中国本土】上海総合指数 3367.99 +0.66%
20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比21.98ポイント高(+0.66%)の3367.99ポイントと続伸した。

前日の好地合いを継ぐ流れ。中国経済の回復遅れが警戒される中、当局は追加の経済対策を打ち出すとの観測が流れている。朝方公表された実質的な政策金利となる11月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」は予想通り据え置かれたが、年内に預金準備率が引き下げられるとの見方も続いた。市場活性化の期待も広がる。中国のファンド運営各社は20日、株式上場投資信託(ETF)の手数料引き下げを発表した。ただ、上値は限定的。東欧地域の地政学リスクがくすぶっているほか、米国の対中圧力強化が不安視されている。指数は安く推移する場面もみられた。


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