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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、外部環境の不透明感も重し


【ブラジル】ボベスパ指数 113899.19 +0.29%
14日のブラジル株式市場は5日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比326.84ポイント高(+0.29%)の113899.19で取引を終了した。113358.2から114167.00まで上昇した。

後半はマイナス圏に転落する場面もあったが、終盤は再び買い戻された。資源セクターの上昇が指数をサポート。原油価格の上昇などが好感されたもようだ。一方、指数の上値は重い。ウクライナ情勢の不透明感が増していることが警戒された。また、追加の利上げ懸念も圧迫材料。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2022年末のセリック金利(政策金利)予想が前週の11.75%から12.25%に引き上げられた。

【ロシア】MOEX指数 3481.38 -1.84%
14日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比65.24ポイント安(-1.84%)の3481.38で取引を終了した。3524.87から3404.35まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を縮小させた。ウクライナ情勢の不透明感が増していることが警戒され、リスク回避の売りが継続した。また、利上げの実施なども引き続き圧迫材料。一方、原油価格の上昇が資源の一角の物色手掛かりとなった。

【インド】SENSEX指数 56405.84 -3.00%
14日のインドSENSEX指数は続落。前日比1747.08ポイント安(-3.00%)の56405.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同531.95ポイント安(-3.06%)の16842.80で取引を終えた。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。海外株安を受け、インド株にも売りが先行。また、ウクライナ情勢が緊迫していることも、リスク回避の売りを加速させた。米政府は、ロシアによるウクライナ侵攻について、北京五輪期間内でもあり得るとの認識を示した。

【中国本土】上海総合指数 3428.88 -0.98%
週明け14日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比34.07ポイント安(-0.98%)の3428.88ポイントと続落した。

新型コロナウイルス感染拡大のネガティブ影響が引き続き警戒される流れ。中国本土で新規感染者数の伸びは全体として減速しているものの、地域的な散発が相次いでる。「ゼロコロナ」政策を掲げていることもあり、ロックダウンを強いられている都市も依然としてみられる状況だ。外部環境の不透明感も重し。ウクライナ情勢の緊迫化や、米金融引き締めの加速が不安材料となっている。

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