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18日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で3日続伸、資源・素材セクターに買い


18日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比11.40ポイント(0.32%)高の3529.01ポイントと小幅ながら3日続伸している(上海A株指数は0.32%高の3699.00ポイント)。約2カ月半ぶりの高値水準を切り上げている。


原油や金属の市況高が追い風。WTI原油先物は1.4%高と続伸し、ロンドン金属取引所(LME)では銅やアルミなど主要産品の先物が軒並み上昇した。経済活動の早期正常化も期待される状況。中国国家衛生健康委員会は17日、国内の新型コロナウイルスワクチン接種回数が16日時点で累計4億693万8000回に達したと報告した。外電の試算によると、16日単日の接種回数は1395万回に達し、過去最高を記録している。ただ、上値は重い。経済回復に伴い、金利が上昇するとの警戒感も依然としてくすぶっている。指数は安く推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)


石油・石炭株が上げを主導する。中国石油天然気(601857/SH)が4.5%高、中国石油化工(600028/SH)が2.5%高、エン州煤業(600188/SH)が3.9%高で引けた。


非鉄株も高い。江西銅業(600362/SH)が1.8%、中国アルミ(601600/SH)が1.5%、洛陽モリブデン(603993/SH)が1.2%ずつ上昇した。海運株、不動産株、保険株、防衛関連株なども買われている。


半面、消費関連株の一角はさえない。ピックアップトラック・SUV生産の長城汽車(601633/SH)が1.9%安、醤油メーカー中国大手の仏山市海天調味食品(603288/SH)が1.3%安、乳製品グループ大手の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が1.2%安で取引を終えた。半導体株、銀行・証券株、医薬品株の一角も売られている。


一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.56ポイント(0.22%)高の251.75ポイント、深センB株指数が4.35ポイント(0.38%)高の1154.02ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)




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