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22日の中国本土市場概況:上海総合1.1%高で反発、金融セクター相場けん引


週明け22日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比38.78ポイント(1.14%)高の3443.44ポイントと反発した(上海A株指数は1.14%高の3609.36ポイント)。


金利高の警戒感が薄らぐ流れ。中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は21日、中国の金融政策について、「流動性供給の余地はある」と発言し、金利を安定化するスタンスを強調している。人民銀が朝方公表した事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、予想通り11カ月連続で据え置かれた。指数は小じっかりで寄り付き後、上げ幅を徐々に広げている。(亜州リサーチ編集部)


金融株が相場をけん引する。招商銀行(600036/SH)が3.9%高、中国建設銀行(601939/SH)が1.7%高、中国人寿保険(601628/SH)が1.5%高、東呉証券(601555/SH)が6.0%高と値を上げた。招商銀行が公表した通期決算は5%増益。不良債権比率は4年連続で改善した。


発電株も上げが目立つ。大唐国際発電(601991/SH)がストップ高、華能国際電力(600011/SH)が6.3%高、国電電力発展(600795/SH)が5.3%高で引けた。インフラ関連株、ハイテク株、公益株、保険・証券株、空運株、自動車株なども買われている。


半面、酒造株はさえない。青島ビール(600600/SH)が1.1%安、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.0%安で取引を終えた。素材株、医薬品株の一角も売られている。


一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.26ポイント(0.52%)高の243.63ポイント、深センB株指数が10.64ポイント(0.96%)高の1120.04ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)


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