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27日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で5日ぶり反発、ハイテクと医薬の上げ目立つ


27日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比3.20ポイント(0.10%)高の3254.32ポイントと5日ぶりに反発した(上海A株指数は0.10%高の3410.72ポイント)。

中国の政策に対する期待感が改めて浮上する流れ。工業和信息化部(工業情報化部)は26日、第14次5カ年計画に5G通信や半導体、バイオ医薬などを組み入れる方針を発表した。ただ、全体としては方向感を欠く。中国共産党の重要会議、第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が開催中とあって(26~29日)、内容を見極めたいとするスタンスが漂った。指数は安く推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。IC設計の上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が4.7%高、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が2.1%高で引けた。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は1.3%高と他の指数をアウトパフォームしている。

医薬品株も高い。薬明康徳(603259/SH)が3.7%上昇した。保険株、素材株、防衛関連株なども買われている。

半面、不動産は安い。金地集団(600383/SH)が3.1%、保利地産(600048/SH)が2.4%、上海世茂(600823/SH)が1.8%ずつ下落した。自動車株、運輸株、銀行株、公益株、エネルギー株も売られている。

一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が1.65ポイント(0.67%)高の246.57ポイント、深センB株指数が0.18ポイント(0.02%)高の938.64ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)




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