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28日の中国本土市場概況:上海総合1.60%高で続伸、内外環境の改善で買われる


28日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比53.70 ポイント(1.60%)高の3403.81ポイントと続伸した(上海A株指数は1.50%高の3564.01ポイント)。

内外環境の改善で投資家心理が上向く流れ。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、昨夜の講演で新指針を発表し、「経済回復が確実になるまでは、大規模な金融緩和を継続する。インフレ率が一時的に2%を超えることを容認する」と述べている。中国の景気回復にも期待感。前日に発表された中国の7月工業企業利益が3カ月連続のプラス成長となったことも、引き続きプラス材料となった。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、ホテル・観光関連の上げが目立つ。旅行代理店事業と免税事業を手がける中国旅遊集団中免(601888/SH)が8.0%高、景勝地として知られる浙江省九竜山の開発を手がける海航創新(600555/SH)が5.0%高、黄山地区の観光開発事業者、黄山旅遊発展(600054/SH)が1.6%高で引けた。

船舶製造も高い。中船防務(600685/SH)が3.3%、中船科技(600072/SH)が3.2%、江蘇亜星錨鏈(601890/SH)が2.5%ずつ上昇した。バイオ医薬、酒造、小売株の一角なども買われている。

半面、セラミック株は安い。広東松発陶瓷(603268/SH)が9.9%下落した。環境保護、紡織機械の一角も売られている。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.08ポイント(0.08%)安の250.73ポイント、深センB株指数が7.66ポイント(0.81%)高の956.19ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)



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