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14日の中国本土市場概況:上海総合1.2%高で続伸、保険セクター相場主導


14日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比39.37ポイント(1.19%)高の3360.10ポイントと続伸した(上海A株指数は1.19%高の3522.00ポイント)。(亜州リサーチ編集部)


中国の政策期待が強まる流れ。取引時間中に公表された7月の各種経済統計では、小売が予想に反しマイナス成長を続けるなど総じて期待外れだっただけに、逆に「当局は景気対策を強める」との見方につながった。また、今週土曜日(15日)に予定されている「第1段階の通商合意」に関する米中閣僚級協議について、友好ムードで終わるとの観測もプラス。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は13日、「トランプ政権は通商合意の進ちょくに満足している」と述べた。主要な指数は中盤からプラスに転じている。

保険株が相場をけん引する。中国人寿保険(601628/SH)がストップ高、新華人寿保険(601336/SH)が6.4%高、中国平安保険(601318/SH)が2.1%高で引けた。

消費関連株もしっかり。家電メーカー中国大手の青島海爾(600690/SH)が3.8%高、白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.6%高で取引を終えた。不動産株、銀行・証券株、防衛関連株、ハイテク株、インフラ関連株、産金株、自動車株の一角なども買われている。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が1.92ポイント(0.81%)高の239.10ポイント、深センB株指数が3.45ポイント(0.37%)高の928.56ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)




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