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12日の中国本土市場概況:上海総合0.6%安で続落、中国金融統計が下振れ


12日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比21.02ポイント(0.63%)安の3319.27ポイントと続落した(一時2.3%安)(上海A株指数は0.63%安の3479.21ポイント)。(亜州リサーチ編集部)


中国指標の落ち込みを嫌気。中国人民銀行(中央銀行)が11日に発表した金融統計では、今年7月の国内金融機関の人民元建て新規融資が市場予想以上に前月実績から縮小した。ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感が根強いほか、小安く推移していた香港株が急速に戻したことも好感された。

業種別では、医薬品関連の下げが目立つ。国薬集団薬業(600511SH)がストップ安、上海復星医薬集団(600196/SH)が5.7%安、薬明康徳(603259/SH)が3.6%安で引けた。素材株も安い。万華化学集団(600309/SH)と中国巨石(600176/SH)がそろって3.4%、安徽海螺セメント(600585/SH)が2.4%ずつ下落した。消費関連株、自動車株、防衛関連株、産金株、ハイテク株の一角なども売られている。

半面、空運株は高い。中国東方航空(600115/SH)が7.4%上昇した。不動産株、銀行・保険株、エネルギー株も買われている。

一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が0.34ポイント(0.15%)安の235.57ポイント、深センB株指数が3.42ポイント(0.37%)安の921.36ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)



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