週明け6日の香港市場は大幅に値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比966.04ポイント(3.81%)高の26339.16ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が483.54ポイント(4.72%)高の10726.83ポイントとそろって4日続伸した。ハンセン指数は約4カ月ぶりの高値水準を回復している。売買代金は2507億9700万香港ドルに拡大し、2018年3月以来の高水準を記録した(3日は1639億5100万香港ドル)。

中国経済の持ち直しを期待した買いが続く流れ。先週までに公表された経済指標が相次いで上振れたことや、複数業種の経営状況に改善が見られることが支援材料だ。また、6日のNYダウ先物が上げ幅を広げて推移していることや(先週末の米市場は休場)、本土株が大幅続伸したことも買い安心感につながっている。

ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面高(50のうち47が上昇)。民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が15.8%高、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が14.4%高、通信キャリア大手の中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が9.9%高、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が9.8%高と値上がり率上位に並んだ。吉利汽車など自動車株に関しては、6月の新車販売が上向いたことを引き続き材料視している。中国汽車工業協会は2日、国内の6月新車販売が速報ベースで228万台に達したと報告。前年同月比で11%増、前月比で4%増とそろってプラス成長を維持している。

セクター別では、中国の金融が高い。上記した中国人寿保険のほか、中国太平保険HD(966/HK)が17.4%、衆安在線財産保険(6060/HK)が16.9%、海通証券(6837/HK)が17.4%、中信証券(6030/HK)が17.3%、招商銀行(3968/HK)が12.2%、中信銀行(CITICバンク:998/HK)が9.8%ずつ上昇した。招商銀行は上場来高値を切り上げている。インターネット専業保険で中国最大手の衆安在線財産保険については、6月中間期の利益倍増見通しが好感された。

半導体や通信設備・工事など第5世代移動通信システム(5G)関連も物色される。中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が20.6%高、華虹半導体(1347/HK)が11.5%高、京信通信系統HD(2342/HK)が10.0%高、中興通訊(ZTE:763/HK)が5.6%高、中国通信服務(552/HK)が5.1%高と値を上げた。SMICと華虹半導体は、上場来高値をそれぞれ更新している。

他の個別株動向では、海南省の省都・海口市で空港を運営する海南美蘭国際空港(旧・瑞港国際機場集団:357/HK)が67.7%高と連騰(3日は29.2%高)。最高値を連日で更新した。同空港が位置する観光地の海南島では、免税措置の拡大が7月1日から実施されている。旅客が殺到しているもようだ。

本土市場は大幅に5日続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比5.71%高の3332.88ポイントで取引を終えた。約2年5カ月ぶりの高値水準を回復する。金融株が相場をけん引した。不動産株、ハイテク株、消費関連株、自動車株、資源・素材株、運輸株、インフラ関連株など幅広く買われている。

亜州リサーチ(株)

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情報提供元:FISCO
記事名:「6日の香港市場概況:ハンセン3.8%高で4日続伸、中国金融セクター上げ目立つ