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7日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安で4日ぶり反落、米中対立で警戒感


7日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比6.62ポイント(0.23%)安の2871.52ポイントと4日ぶりに反落した(上海A株指数は0.23%安の3009.61ポイント)。

米中対立の警戒感が重し。ポンペオ米国務長官は6日、「中国は新型コロナウイルスの発生源を隠している」と発言し、中国批判の姿勢を一段と強めた。また、トランプ米大統領は同日、今年1月に米中が署名した「第1段階の通商合意」について、中国側が順守していない可能性があるかどうか、近く明らかにできるだろうと語っている。

ただ、下値は限定的。新型コロナ感染問題がピークアウトするなか、経済活動の正常化期待が高まっている。取引時間中に公表された4月の中国貿易統計に関しては、輸出が予想に反してプラス成長を回復した。指標発表後に指数は一時、前日の終値を上回って推移している。

金融株が下げを主導。招商証券(600999/SH)が1.5%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.4%安、興業銀行(601166/SH)が1.0%安で引けた。

空運株もさえない。中国春秋航空(601021/SH)が1.7%安、中国国際航空(601111/SH)が1.4%安と値を下げた。交通運輸部は7日、メーデー連休(1~5日)期間中の国内交通旅客数を発表。1日当たりの旅客数は前年同期に比べて53%減少したと報告している。うち航空旅客数は63.8%減だった。そのほかハイテク株、エネルギー株、インフラ関連株の一角も売られている。

半面、消費関連株は上げが目立つ。老舗化粧品メーカーの上海家化聯合(600315/SH)がストップ高した。医薬品株、自動車株の一角も買われている。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.88ポイント(0.41%)安の213.92ポイント、深センB株指数が1.21ポイント(0.15%)高の835.22ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)






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