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18日の中国本土市場概況:上海総合0.05%高で3日続伸、ITハイテク銘柄急伸


18日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比1.35ポイント(0.05%)高の2984.97ポイントと3日続伸した(上海A株指数は0.05%高の3128.02ポイント)。約4週ぶりの水準を回復している。

中国の経済政策に対する期待感が支え。習近平国家主席が消費刺激策に言及するなど、当局が景気テコ入れスタンスを強めていることが引き続き相場の支援材料となった。ただ、上値は重い。上海総合指数は17日に急落する連休直前の株価(1月24日終値:27949.64ポイント)を回復したばかりとあって、戻り待ちの売り圧力が意識された。指数はマイナス圏で推移する場面もみられている。

業種別では、ITハイテク関連の上げが目立つ。電子部品メーカーの環旭電子(601231/SH)がストップ高、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が8.2%高、ソフト開発の中国軟件与技術服務(600536/SH)が8.0%高で取引を終えた。テレワーク関連株も急伸。総合ネットサービス企業の鵬博士電信伝媒集団(600804/SH)が8.0%高、通信衛星・放送サービスの中国衛通(601698/SH)が6.4%高と値を上げた。北京と上海を結ぶ幹線高速鉄道運営の京滬高速鉄路(601816/SH)は5.6%高。このほか消費関連株、発電株、防衛関連株なども物色されている。

半面、金融株はさえない。招商銀行(600036/SH)が1.3%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.0%安で引けた。不動産株も安い。金地集団(600383/SH)が1.9%下落した。資源・素材株、医薬品株、空運株なども売られている。

一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が0.16ポイント(0.07%)高の240.31ポイント、深センB株指数が5.62ポイント(0.60%)高の949.35ポイントで終了した。

【亜州IR】




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