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14日の中国本土市場概況:上海総合2.3%高で続伸、自動車セクターに買い


週明け17日の中国本土市場は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比66.61ポイント(2.28%)高の2983.62ポイントと続伸した(上海A株指数は2.28%高の3126.60ポイント)。急落する連休直前の株価(1月23日終値:2976.53ポイント)を回復している。

金融緩和の動きを好感する流れ。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、中期貸出制度(MLF)を通じ2000億人民元の資金を金融市場に供給した。MLF金利は前回の3.25→3.15%に引き下げている。20日に公表される2月分の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」(事実上の貸出基準金利)に関しても、「引き下げ可能性が濃厚」との見方が広がった。

経済対策にも期待感。中国財政部の劉昆部長は16日、共産党機関誌「求是」に対し、「新型肺炎の拡大が中国経済に与える打撃を考慮し、減税など追加の景気刺激策を実施していく」と表明した。また、15日付の「求是」に掲載された習近平国家主席が地方で行った演説でも、消費を促進させる景気刺激策が必要とする認識が示されている。

業種別では、自動車株が高い。長城汽車(601633/SH)が8.7%、広州汽車集団(601238/SH)が7.0%、上海汽車集団(600104/SH)が5.8%ずつ上昇した。上述した習主席の演説では、「自動車購入規制を実施している地域では、ナンバープレートの発給枠を増やすなどで販売促進を図るべき」などとする方針が打ち出されている。

ハイテク関連株も上げが目立つ。光ファイバー製造の烽火通信科技(600498/SH)が5.1%高、指紋認証ICなどの深セン市匯頂科技(603160/SH)が3.3%高、通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が3.2%高で引けた。このほか金融株、消費関連株、メディア関連株、インフラ関連株、運輸株、医薬品株、資源・素材株、不動産株なども買われている。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が5.07ポイント(2.16%)高の240.14ポイント、深センB株指数が18.76ポイント(2.03%)高の943.73ポイントで終了した。
【亜州IR】




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