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4日の中国本土市場概況:上海総合1.3%高で3日ぶり反発、ハイテク銘柄上げ目立つ


4日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比36.68ポイント(1.34%)高の2783.29ポイントと3日ぶりに反発した(上海A株指数は1.34%高の2916.57ポイント)。

中国の景気下支え策を好感。中国人民銀行(中央銀行)は4日朝方、リバースレポを通じ過去実施分(償還)との差引で4000億人民元の資金を供給した。人民銀は前日も巨額資金を市場に投入している。また、事実上の貸出基準金利となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」の2月分(毎月20日に公表)に関しては、3カ月ぶりに引き下げられるとの観測が流れた。新型肺炎の拡大による景気先行き不安が依然としてくすぶるなか、当局が一段の景気対策を打ち出すとの見方もある。指数は安くスタートしたものの、徐々に買いの勢いを増した。

業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。IC設計の上海書爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)と指紋認証ICなどの深セン市匯頂科技(603160/SH)がそろってストップ高、フラッシュメモリ製造などの北京兆易創新科技(603986/SH)が9.5%高で引けた。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は4.8%高と急伸している。

消費関連株も急伸。スーパーマーケット大手の永輝超市(601933/SH)が9.5%上昇した。金融株、医薬品株、自動車株、インフラ関連株、公益株なども買われている。

外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が3.15ポイント(1.41%)高の227.46ポイント、深センB株指数が18.26ポイント(2.07%)高の899.03ポイントで終了した。

【亜州IR】




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