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15日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で続伸、ハイテク株に買い


15日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比6.88ポイント(0.25%)高の2815.80ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、7.28ポイント(0.25%)高の2949.81ポイントで取引を終えている。

中国の景気下支え策が期待される流れ。中国人民銀行(中央銀行)は15日、中期貸出制度(MLF)を通じ4000億人民元の資金を市中に供給した。一部のエコノミストは、「人民銀は景気支援に柔軟であることを示している」と指摘している。過度な元安の警戒感も後退。人民銀は朝方、人民元の対米ドル基準値を2日続けて元高方向に設定した。また、人民銀は14日午後、香港で中央銀行手形を発行し、域内で流通する人民元を吸収。元安進行を防ぐ狙いがあるとみられている。世界景気の先行き不安が意識されるなか指数は安く推移していたものの、下値は固く、終盤に入りプラスに転じた。

業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。ソフト開発の中国軟件与技術服務(600536/SH)がストップ高、IC組立・検査の江蘇長電科技(JCET:600584:SH)が6.3%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が4.4%高、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が2.5%高で引けた。

医薬品株も高い。天士力医薬集団(600535/SH)が5.5%上昇した。不動産株、自動車株なども買われている。

外貨建てB株は値下がり。上海B株指数が1.69ポイント(0.65%)安の258.87ポイント、深センB株指数が2.96ポイント(0.32%)安の921.55ポイントで終了した。

【亜州IR】




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