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概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は反発、原油高や海外市場の上昇など海外環境の改善


【ブラジル】ボベスパ指数 96168.40 +1.86%
12日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1755.49ポイント高(+1.86%)の96168.40で取引を終えた。94419.93から96571.42まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。原油高や海外市場の上昇など海外環境の改善が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、米政府機関閉鎖への懸念が後退していることなども支援材料。国内では、景気が回復しているとの中央銀行の見方がサポート材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2533.32 +0.92%
12日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比23.10ポイント高(+0.92%)の2533.32で取引を終了した。2510.91から2535.66まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が好感され、資源の一角に買いが広がった。また、海外市場の上昇も買い安心感を与えた。国内では、成長ペースの加速が好感された。昨年10-12月期の成長率は前期の2.2%から2.5%に加速した。

【インド】SENSEX指数 36153.62 -0.66%
12日のインドSENSEX指数は続落。前日比241.41ポイント安(-0.66%)の36153.62、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同57.40ポイント安(-0.53%)の10831.40で取引を終えた。

前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に下げ幅を拡大させた。財政赤字の拡大観測が圧迫材料となった。財政収入が予想を下回っており、国内総生産(GDP)に占める財政赤字の割合は目標の3.4%からさらに拡大するとみられている。また、財政赤字の拡大がインドの格上げにも悪影響を与えると警戒された。このほか、米中閣僚協議を前に、次官級の協議が11日に始まっており、見極めるムードも強い。

【中国本土】上海総合指数 2671.89 +0.68%
12日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比18.00ポイント高(+0.68%)の2671.89ポイントと4日続伸した。終値ベースで、約2カ月半ぶりの高値水準を回復している。

海外マネーの流入期待が強まる。指数算出の米MSCIは、グローバル株価指数に占めるA株について、組み入れ比率引き上げに関するヒヤリングを今週15日に終了する予定だ。A株の組み入れ比率を現行の5%から20%に引き上げる方針とされる。深セン創業板・中小企業板銘柄も採用検討する考えという。組み入れ比率の拡大が実現すれば、2020年までの2年間でA株市場に610億米ドル(約6兆7400億円)の資金が流入するとの試算もある。銘柄採用の思惑が先行するなか、新興企業株で構成される深セン創業板指数は1.2%上昇した。



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