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上海総合1.0%高で3日ぶり反発、自動車セクターしっかり


30日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比25.94ポイント(1.02%)高の2568.05ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、27.16ポイント(1.02%)高の2689.31ポイントで取引を終えている。

中国の政策期待が強まる。貿易摩擦による景気下振れの懸念が強まるなか、中国政府が「車両購置税(車両取得税)」の減税復活を計画しているもよう——と伝わった。国家発展改革委員会はこのほど、排気量1600cc以下の小型車について、税率を現行の10%から5%に引き下げることを提案したという。「国家隊(政府系ファンドなど)」が相場を支えるとの観測も根強い。割安銘柄などを物色する動きも活発化した。

業種別では、自動車関連が高い。北汽福田汽車(600166/SH)が9.9%、長城汽車(2333/HK)が5.5%ずつ上昇した。消費関連株の一角もしっかり。業界大手の重慶ビール(600132/SH)が5.0%高、化粧品メーカーの上海家化聯合(600315/SH)が4.9%高で引けた。金融株、医薬株、不動産株なども上げが目立っている。資源・素材株、インフラ関連株、ハイテク株の一角なども買われた。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が2.96ポイント(1.11%)高の269.57ポイント、深センB株指数が8.61ポイント(1.00%)安の856.46ポイントで終了した。

【亜州IR】



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