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13日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安で反落、薬品セクターは逆行高


13日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比6.48ポイント(0.23%)安の2831.18ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、6.81ポイント(0.23%)安の2965.01ポイントで取引を終えた。

週末を前にして利食い売りにおされる流れ。昨日の上海総合指数は2%超上昇し、先月後半の水準を回復している。人民元安も警戒。中国人民銀行は朝方、人民元の対米ドル基準値を2日連続で元安水準に設定した。上海外国為替市場では、元レートが依然として約11カ月ぶりの元安水準で推移している。なお、取引時間中に公表された6月の中国貿易統計では、対米国の貿易黒字が過去最大に拡大したことが判明した。米中貿易交渉の再開観測が流れているものの、協議は難航するとの不安もくすぶっている。

業種別では、空運株の下げが目立つ。中国東方航空(600115/SH)が1.9%安、中国南方航空(600029/SH)が1.7%安で引けている。空運各社はドル建て債務の比率が高いだけに、実質負担の増加が不安視された。ハイテク関連株の一角も売られる。光ファイバー大手の江蘇亨通光電(600487/SH)が2.8%安と下げた。金融株や不動産株、エネルギー株、ゼネコン株なども売られている。

半面、政策期待の大きい薬品株は高い。広州白雲山医薬集団(600332/SH)が4.7%、健康元薬業集団(600380/SH)が3.6%ずつ上昇した。消費関連株、自動車株、非鉄株、鉄鋼株なども買われている。

外貨建てB株の相場は値上がり。上海B株指数が0.16ポイント(0.05%)高の292.61ポイント、深センB株指数が2.50ポイント(0.24%)高の1064.48ポイントで終了した。



【亜州IR】



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