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11日の香港市場概況:ハンセン0.3%高で反発、舜宇光学科技は最高値更新


週明け11日の香港市場は小幅に値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比105.49ポイント(0.34%)高の31063.70ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が6.24ポイント(0.05%)高の12172.03ポイントとそろって反発した。売買代金は773億7600万香港ドルに縮小している(8日の売買代金は998億1200万香港ドル)。

中国指標の改善で買われる流れ。週末9日に公表された5月の中国物価統計では、企業活動の目安となる生産者物価指数(PPI)が4.1%上昇し、市場予想(3.9%)を上回った。先週8日に発表された同月の貿易統計で、輸出と輸入がそろって上振れたことと合わせ、中国景気の堅調さが意識されている。ただ、上値は重い。米保護主義の高まりがマイナスだ。指数は安く推移する場面もみられている。

業種別では、セメントや鉄鋼など景気動向に敏感な素材関連がしっかり。華潤水泥HD(1313/HK)が5.5%高、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が1.5%高、鞍鋼(347/HK)が1.8%高、重慶鋼鉄(1053/HK)が1.4%高と値を上げた。

半導体セクターも物色される。中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)と華虹半導体(1347/HK)がそろって2.5%高、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が1.2%と買われた。

他の個別株動向では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が0.8%高と上昇。上場来高値を切り上げている。同社の5月スマホ用レンズ出荷は前年同月比で7割増加し、増加率が4月の60.9%から加速した。

本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.47%安の3052.78ポイントで取引を終えた。エネルギー関連株が下げを主導している。医薬関連株も安い。海運株、インフラ関連株、発電株、食品・飲料株なども売られた。半面、先週末に軟調だった不動産株はしっかり。金融株、非鉄や鉄鋼、セメントの素材株、自動車株なども総じて値上がりした。


【亜州IR】



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