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5日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で続伸、医薬セクター上げ目立つ


5日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比23.01ポイント(0.74%)高の3114.21ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、24.07ポイント(0.74%)高の3261.76ポイントで取引を終えている。

海外マネーの中国流入が加速するとの期待感が広がった。本土・香港間の相互株取引を通じた売買では4日、本土株が大幅な買い越し。5日も中国株買いが続いている。米MSCIは6月1日付で、「MSCI新興国指数」に中国A株を組み入れた。初日は「好材料が出尽くした」との見方が流れたものの、外国人投資家の資金投入が改めて意識されている。

業種別では、医薬株の上げが目立つ。なかでもMSCI指数に採用されている銘柄が買われ、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が5.8%高、広州白雲山医薬集団(600332/SH)が4.6%高、通化東宝薬業(600867/SH)が4.1%高、上海復星医薬集団(600196/SH)が3.9%高で引けた。江蘇恒瑞医薬は上場来高値を切り上げている。

空運株もしっかり。中国東方航空(600115/SH)が1.4%上昇した。中国で国内航空路線の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)徴収が3年ぶりに再開されることを好感している。足元の原油安を受け、燃油コストの低下も期待された。このほかITハイテク関連株、不動産株、自動車株、食品・飲料株、海運株、保険株、証券株、インフラ関連株なども買われている。

一方、外貨建てB株の相場は値上がり。上海B株指数が3.68ポイント(1.20%)高の309.69ポイント、深センB株指数が11.44ポイント(1.03%)高の1123.85ポイントで終了した。


【亜州IR】




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