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1日の中国本土市場概況:上海総合0.7%安で反落、米保護主義を警戒


1日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比20.34ポイント(0.66%)安の3075.14ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、21.23ポイント(0.65%)安の3220.88ポイントで取引を終えている。

米保護主義の高まりを懸念。トランプ米政権は5月31日、鉄鋼とアルミの輸入関税に関し、これまで除外対象としていた欧州連合(EU)、カナダ、メキシコにも課すと発表した。米中貿易摩擦を巡り、2~4日にロス米商務長官が訪中し、本格的な通商協議に入ることも気がかり材料となっている。また、米MSCIが6月1日付で、MSCI新興国指数に中国A株を組み入れたことに関しては、いったん好材料が出尽くしたと受け止められた。

業種別では、医薬関連の下げが目立つ。なかでもMSCI採用を手がかりに前日急伸していた銘柄群が安い。広州白雲山医薬集団(600332/SH)が8.1%、通化東宝薬業(600867/SH)が6.2%、上海復星医薬集団(600196/SH)が6.1%ずつ下落した。消費関連株、ITハイテク関連株、発電株、資源・素材株、自動車株、不動産株、インフラ関連株、銀行株、保険株なども値下りしている。

半面、証券株の一角はしっかり。中国光大証券(601788/SH)が3.3%高で引けた。MSCI新興国指数のA株組み入れに加え、中国預託証券(CDR)上場が視野に入ってきたことで、手数料収入の伸びが期待されている。

他の個別株動向では、CRO(医薬品開発業務受託機関)で中国トップの薬明康徳(603259/SH)が2.4%高と続伸。今週29日につけた上場来高値を更新した。発行価格21.60人民元に対し、本日の終値は132.87人民元。同社株は5月8日に上海上場し、29日までは連日でストップ高していた。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が4.50ポイント(1.46%)安の304.57ポイント、深センB株指数が1.70ポイント(0.16%)高の1097.72ポイントで終了した。

【亜州IR】



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