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15日の中国本土市場概況:上海総合0.6%高で続伸、MSCI採用の医薬関連が急伸


15日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比18.09ポイント(0.57%)高の3192.12ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、19.00ポイント(0.57%)高の3343.27ポイントで取引を終えている。

海外マネーの流入期待が強まる流れ。中国A株を組み入れる「新・MSCI新興国指数」のスタートを6月1日に控えるなか、MSCIは本日早朝(日本時間)、事前予想(229銘柄)より多い234銘柄のA株採用リストを発表した。米中関係の改善期待も高まっている。米当局が制裁を科した中興通訊(ZTE:000063/SZ、763/HK)を巡っては、「輸出禁止令は2週間以内に解除される」との観測が浮上した。中国の劉鶴副首相は15日、米中通商協議のため渡米。両国の歩み寄りが期待される状況だ。取引時間中に公表された4月の経済指標が強弱感のある内容となるなか、景気の先行き不安で売られる場面がみられたものの、引けにかけて買いの勢いが再び増している。

業種別では、医薬関連の上げが目立つ。「新・MSCI新興国指数」の採用決定を材料に、広州白雲山医薬集団(600332/SH)が値幅制限いっぱいまで上昇し、北京同仁堂(600085/SH)が7.4%高、康美薬業(600518/SH)が5.6%高と買われた。医薬・バイオからは、同指数に18銘柄が選定されている。このほかに、リスト入りした銘柄では、炭素材メーカーの方大炭素(600516/SH)が5.6%高、発電設備の上海電気集団(601727/SH)が4.1%高、水力発電大手の中国長江電力(600900/SH)が2.5%高などと値上がりした。

半面、金融株の一角はさえない。招商銀行(600036/SH)が0.8%安、中国太平洋保険(601601/SH)が0.6%安とそろって反落している。それぞれMSCI指数には採用されたものの、事前の期待が大きかったこともあり、いったん利食い売りにおされた格好だ。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が0.05ポイント(0.02%)安の320.95ポイント、深センB株指数が2.44ポイント(0.22%)高の1106.60ポイントで終了した。


【亜州IR】





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