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1日の香港市場概況:ハンセン0.7%高で3日ぶり反発、好決算銘柄の上げ目立つ


1日の香港市場は値上がり。主要51銘柄で構成されるハンセン指数が前日比199.53ポイント(0.65%)高の31044.25ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が46.80ポイント(0.38%)高の12428.88イントとそろって3日ぶりに反発した。売買代金は1144億7400万香港ドルに縮小している(2月28日の売買代金は1353億2400万香港ドル)。

好業績銘柄の上昇が相場を支える展開。主要企業の決算発表がスタートするなか、各社が増益や黒字転換など好業績を明らかにしている。本土株高も買い安心感を誘う。本土株市場では、主要指標の上海総合指数が安寄り後に上昇した。香港の各指数も前引けにかけてプラスに転じている。

ハンセン指数の構成銘柄では、香港不動産デベロッパー大手の信和置業(サイノランド:83/HK)が4.1%高と急反発。中間期の利益3倍に加え、特別配当の実施が好感された。このほか、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.4%高、取引所運営の香港交易所(香港証券取引所:388/HK)が2.7%高と上げが目立っている。香港交易所は昨日昼に通期の3割増益を公表。いったん材料出尽くしで当日は下げていた。

本土系不動産セクターも高い。越秀地産(123/HK)が7.1%、首創置業(2868/HK)が3.4%、雅居楽集団HD(3383/HK)が3.0%、碧桂園HD(2007/HK)が1.7%ずつ上昇した。越秀地産に関しては、通期5割増益、業容拡大などが材料視されている。

このほか、決算動向を手がかりにした値動きでは、通期業績が黒字転換したドライバルク海運の太平洋航運集団(2343/HK)が3.2%高。通期9割増益に加え、売り上げが過去最高を記録した半導体パッケージング・テスティング機器大手、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)は5.6%高と値を上げた。

本土市場も3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.44%高の3273.75ポイントで取引を終えた。ITハイテク関連株が高い。消費関連株、自動車株、バイオ医薬関連株、金融株なども買われた。

【亜州IR】



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