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16日の中国本土市場概況:上海総合0.8%高で反発、不動産セクターに買い


16日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比26.11ポイント(0.77%)高の3436.59ポイントと反発した。約2カ月ぶりの高値水準を回復する。上海A株指数も上昇し、27.33ポイント(0.77%)高の3599.34ポイントで取引を終えた。

中国企業の業績期待が根強いなか、見直し買いが入る流れ。これまでに業績見通しを明らかにした企業のなかでは、17年通期の好調を予測し、18年見通しも堅調なものが多い。人民元高の進行期待が強まっていることもプラス。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を前日に続き元高方向に設定した(約2年1カ月ぶりの水準)。
業種別では、不動産関連の上げが目立つ。緑地控股(600606/SH)がストップ高、金地集団(600383/SH)が9.2%高で引けた。金地集団は上場来高値を更新している。17年通期業績が上振れするとの見方が強まっていることに加え、「物件販売の増加基調は2018~19年にかけても続く」との楽観スタンスが広がっていることを好感した。消費関連株も高い。セメントや鉄鋼の素材株、インフラ関連株、金融株の一角なども買われた。

外貨建てB株の相場もしっかり。上海B株指数が3.12ポイント(0.91%)高の344.50ポイント、深センB株指数が14.73ポイント(1.24%)高の1205.65ポイントで終了した。

【亜州IR】



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