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7日の香港市場概況:ハンセン0.3%高と3日ぶり反発、ITハイテク関連に買い


7日の香港市場は全体として底堅く推移した。本土企業株で構成されるH株指数が前日比11.85ポイント(0.11%)安の11150.73ポイントと小幅ながら3日続落したものの、主要51銘柄で構成されるハンセン指数は78.39ポイント(0.28%)高の28303.19ポイントと3日ぶりに反発している。売買代金は1209億7500万香港ドルに縮小している(6日は1626億5500万香港ドル)。

ITハイテク関連株の上昇で投資家心理がやや上向く。昨夜の米株市場でハイテク株比率の大きいナスダック指数が4日ぶりに反発するなか、連動性の高い香港上場の関連銘柄が物色された。ハンセン指数が6日に今年最大の下落率を記録するなか、自律反発狙いの買いもみられる。もっとも、上げ幅は限定的。本土株安を嫌気し、指数は上げ幅を徐々に縮小した(H株はマイナス)。

ハンセン指数の構成銘柄では、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.3%高、小型電子部品メーカーの瑞声科技HD(AACテクノロジーズ:2018/HK)が3.0%高、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が2.5%高と上げが目立った。マカオ・カジノ株や本土系金融株などもしっかり。

一方、中国自動車セクターはさえない。東風汽車集団(489/HK)が4.4%安、吉利汽車HD(175/HK)が2.6%安、長城汽車(2333/HK)が1.8%安、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.3%安で引けた。中国不動産セクターも総じて値を下げている。

本土市場は4日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.67%安の3272.05ポイントで取引を終えた。金融株が下げを主導。資源・素材株、海運・空運株、自動車株、インフラ関連株、消費関連株なども売られた。

【亜州IR】




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