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4日の香港市場見通し:売り先行か、北朝鮮の核実験が逆風


週明け4日の香港市場は、北朝鮮リスクで売りが先行する流れか。外部環境はネガティブだ。北朝鮮は3日、かつてない威力の水爆実験を断行。地政学リスクが一段と高まった。トランプ米大統領はツイッターの投稿で、「北朝鮮とビジネス関係にあるあらゆる国との貿易を停止する」と表明している。国連安全保障理事会が4日夜(日本時間)に開催されるため、結果を見極めたいとするスタンスが強まりそうだ。なお、先週末の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.2%高と4日続伸。ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.1%高と5日続伸し、前日に続き史上最高値を更新した。緩和的な金融政策の持続が期待されている。米金融政策に影響を与える8月の米雇用統計では、雇用者数の伸びが予想にとどかなかった。一方、ISM製造業景況感指数は前月比で予想に反して上昇。米景気の上向きが意識された。

中国国内の環境は良好。先週1日の本土株市場では、主要指標の上海総合指数が0.2%高と3日ぶりに反発し、約1年8カ月ぶりの高値を付けた。「国有企業改革」の進展が材料視されている。国電電力発展(600795/SH)は8月31日、「親会社の中国国電集団は神華集団と経営統合する」と正式発表。業界再編の期待が改めて強まった。8月の財新中国製造業PMI(民間集計)が取引時間中に発表され、予想(51.0)を上回る51.6で着地したことも投資家の買い安心感を誘っている。

こうした環境の下、本日の香港市場は全体として苦戦を強いられそうだ。国有企業改革の進展や景気指標の上振れなど中国内の環境はポジティブと言えるものの、北朝鮮を巡る地政学リスクが高まったことはマイナス材料だ。トランプ大統領のツイッター投稿を受けて、米中の通商政策に対する不安感も浮上している。

【亜州IR】



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