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2日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安と6日ぶり反落、素材関連株は逆行高


2日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比7.58ポイント(0.23%)安の3285.06ポイントと6日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、7.92ポイント(0.23%)安の3440.49ポイントで取引を終えている。

資金ひっ迫を警戒。上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物は2日、約6週間ぶりの高値水準に達した。中国人民銀行(中央銀行)はこの日、リバースレポで資金供給を実施したものの、過去に実施した満期分との差し引きでは相殺されている。吸収・超過のプラスマイナスゼロは3日連続。先週の市場操作では、週間で供給超だった。高値警戒感も意識。上海総合指数は1日までの続伸で、約1年7カ月ぶりの高値水準に達するなか、利食い売り圧力も高まっている。

業種別では、ゼネコン株が安い。中国交通建設(601800/SH)が4.8%、中国建築(601668/SH)が2.9%ずつ下落した。不動産株もさえない。保利地産(600048/SH)が3.6%安で引けた。自動車株や発電株、消費関連株、ITハイテク関連株、石油関連株なども売られている。
半面、非鉄や鉄鋼の素材関連株は買われた。中国アルミ(601600/SH)が7.0%高、馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が4.2%高と上昇した。グラファイト関連の銘柄群も急伸。炭素材メーカーの方大炭素(600516/SH)はストップ高し、連日で上場来高値を更新した。銀行株や証券株、河北省の「雄安新区」設立に絡んだ銘柄群なども上げが目立っている。

外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が1.47ポイント(0.44%)安の333.95ポイント、深センB株指数が3.56ポイント(0.30%)安の1178.57ポイントで終了した。

【亜州IR】




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