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8日の中国本土市場概況:上海総合0.8%安と5日続落、保険株は逆行高


週明け8日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比24.43ポイント(0.79%)安の3078.61ポイントと5日続落した。上海A株指数も下落し、25.52ポイント(0.79%)安の3223.88ポイントで取引を終えている。上海総合は約6カ月半ぶりの安値を切り下げた。

資金流出を警戒。金融当局が監督管理スタンスを強めるなか、「一部の資金が市場から撤退している」と伝えられたことが引き続き売り材料となった。中国貿易統計の下振れなどを受けて、国内景気の先行きも懸念される状況。輸出入の内訳は、輸出が14.3%増の1兆2400億人民元(市場予想は16.8%増)、輸入が18.6%増の9791億人民元(同29.3%増)にとどまっている。

業種別では、ゼネコンや建材のインフラ関連株が安い。中国交通建設(601800/SH)が1.9%、北京金隅(601992/SH)が9.5%ずつ下げた。非鉄株もさえない。自動車株や海運株、不動産株の一角も売られた。石炭株の一角も値下がりしている。

半面、保険株は逆行高。中国人寿保険(601628/SH)が2.3%上昇する。銀行株や証券株の一角も買われた。保険株に関しては、中国国債の利回り急伸が好感されている。10年債利回りは、足元で約2年ぶりの高水準に達した。

サッカー関連銘柄は高騰。「中国は2034年のサッカー・ワールドカップ(W杯)招致を目指す方針」と報じられた。8日付の現地メディアによると、中国サッカー協会はすでに報告書を作成し、申請の準備を進めているという。スポーツイベントの主催などを手がける莱茵体育発展(000558/SZ)や、中国プロサッカーリーグにLEDディスプレーを納入する雷曼光電科技(300162/SZ)がストップ高で引けた。

一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が4.38ポイント(1.33%)安の324.91ポイント、深センB株指数が15.22ポイント(1.38%)安の1086.13ポイントで終了した。


【亜州IR】




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