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7日の香港市場概況:ハンセン0.4%高と続伸、本土系不動産セクターに買い


7日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比84.79ポイント(0.36%)高の23681.07ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が58.58ポイント(0.58%)高の10229.68ポイントとそろって続伸した。売買代金は626億6900万香港ドルとなっている(6日は622億9000万香港ドル)。

中国経済の安定成長が期待される展開。5日開幕した全国人民代表大会(全人代)の「政府活動報告」で、2017年の経済成長率目標を大方の予想通り「6.5%前後」にすると発表されたことが引き続き材料視された。前年目標の「6.5~7.0%」から下方修正されたものの、「実際の取り組みの中で、より良い結果を目指す」と付け加えられたことで、過度な景気減速の警戒感が後退している。ただ、上値は限定的。昨夜の欧米株安、米利上げ観測の高まりなどが重しとなった。

業種別では、中国の不動産セクターが高い。碧桂園HD(2007/HK)が5.4%、雅居楽集団HD(3383/HK)が5.3%、広州富力地産(広州R&Fプロパティーズ:2777/HK)が4.5%、万科企業(2202/HK)が4.4%、華潤置地(1109/HK)が2.7%ずつ値を上げた。これまでに公表された各社の販売動向で、今年2月の実績が概ね好調だったことを好感している。個人の固定資産税に相当する「不動産税」に関し、「全人代では審議しない」と先週末に報じられたことも改めて材料視された。

トラック・建機セクターも買われる。トラック・エンジンメーカーの中国重汽(サイノトラック:3808/HK)が3.0%高、建機メーカーの中国龍工HD(3339/HK)が8.8%高、同じく建機の中聯重科(1157/HK)が8.1%高と上昇した。建機販売の伸びが好感されている。中国工程機械工業協会の最新データによると、今年2月の油圧ショベル国内販売台数は、前年同月比で4倍近く増加したという。

消費関連セクターも物色される。即席めん・飲料大手の康師傅HD(ティンイー:322/HK)が3.1%高、米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)が2.8%高、食肉・ハム加工大手の中国雨潤食品集団(1068/HK)と果汁飲料メーカー中国最大手の中国匯源果汁集団(1886/HK)がそろって2.2%高で引けた。


【亜州IR】





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