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8日の香港市場概況:ハンセン0.7%高と反発、金融株主導で3カ月半ぶり高値


8日の香港市場は上昇。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比153.56ポイント(0.66%)高の23485.13ポイントと反発した。本土企業株で構成されるH株指数は109.28ポイント(1.11%)高の9955.34ポイントと3日続伸。売買代金は892億3200万香港ドルと前日比で3割膨らんだ(7日は687億2500万香港ドル)。

本土株高などを追い風に後場切り返す展開。ハンセン指数は引けにかけて上げ幅を拡大し、終値ベースで昨年10月25日以来、約3カ月半ぶりの高値を付けた。外貨準備高の縮小で中国からの資金流出懸念が広がる中、朝方は売りが先行したものの、後場には買い優勢に転じている。この日の本土株が後場プラス圏に浮上したことで、香港市場でも本土系銀行株などを中心に買い戻しが進んだ。株価の出遅れ感から香港交易所(香港証券取引所:388/HK)も午後に急伸し、指数を押し上げている。

ハンセン指数の構成銘柄では、前出の香港交易所が4.7%上昇。ハンセン指数の上昇寄与度(31ポイント)で1位となった。特段の新規材料は見当たらないが、現地メディアでは「株価の出遅れ感から買い戻しが進んだ」などと指摘されている。また、この日の香港マーケットが出来高を伴って上昇する中、今後の株高にも期待が高まった格好。香港交易所のほかにも、証券セクターが買いを集めた。

本土系銀行株では、中国銀行(3988/HK)が2.5%上昇。中国工商銀行(1398/HK)や中国建設銀行(939/HK)も1%強の値上がり率を示した。このほか、中国不動産セクターが大幅高。華潤置地(1109/HK)が6.9%、中国海外発展(688/HK)が5.2%ずつ値を上げている。外資大手ブローカーの投資判断引き上げが好感された。モルガン・スタンレーは最新リポートで、「中国地方政府による土地供給量の削減を受けて、開発用地の価値上昇が見込まれる」と指摘。2017年は物件の値上がりも期待できるなどと分析している。

半面、カジノ株やエネルギー株は振るわない。銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が1.9%安、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が1.6%安、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が1.2%安で取引を終えた。


【亜州IR】





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