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27日の香港市場概況:ハンセン0.1%安と5日ぶり反落、消費関連の一角はしっかり


半日商いとなった27日の香港市場は小幅に値下り。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比13.39ポイント(0.06%)安の23360.78ポイントと5日ぶりに反落し、本土企業株で構成されるH株指数も50.31ポイント(0.51%)安の9804.05ポイントと反落した。売買代金は295億8500万香港ドルに細っている(26日は649億7100万香港ドル)。

模様眺めのスタンスが強まる。中国本土が27日から春節(旧正月)の大型連休に入ったことで、積極的な売り買いが控えられた。本土市場は2月2日まで休場。香港市場は来週30~31日が休場となる(取引再開は2月1日)。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。景気に対する期待感が米国と中国で強まっている。

ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ・カジノの金沙中国(さんず・ちゃいな:1928/HK)が1.7%安、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が1.4%安、石油グループ大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が1.3%安と下げが目立った。金沙中国に関しては、昨年10~12月の8%減益が引く続き売り材料視されている。

直近で物色が続いていた素材セクターの一角もさえない。セメントの中国中材(1893/HK)が2.9%安、鉄鋼の鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が2.8%安、非鉄の中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が1.7%安で引けた。

一方、消費セクターの一角はしっかり。食品メーカーの中国旺旺HD(151/HK)が2.8%、同業の康師傅HD(ティンイー:322/HK)が1.0%、百貨店チェーンの金鷹商貿集団(ゴールデン・イーグル・リテール:3308/HK)が2.2%ずつ上昇した。

他の個別株動向では、電力大手の電能実業(6/HK)が2.8%高と続伸。特別配当(1株当たり5.00香港ドル)の実施発表が好感された。



【亜州IR】





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